メルマガバックナンバー

【※告知※ 新春!物流戦略セミナー日程のご案内】

~日刊CARGO「関西空港 貨物地区、来月初め完全復旧 全日空上屋がフル稼働に 」、 コラムVol.60 『会社を必ず成長させる”値上げ戦略”!』 山田隆明 、vol431 『徒然日記』 「シナジー効果」と「おやじギャグ」、他~

2018年11月14日

ILRS-NEWS Vol.431
2018年11月14日発行

今号のメールマガジン編集長のクッキーです。このメールは『ジャパントラッ
クショー2016』ご来場アンケートでメールマガジン配信ご希望の方、国際物流
総合研究所会員様をはじめ、国際物流総合研究所・エイチ・アイ・プランニン
グ及び、サポート企業が実施したイベントにご参加、『国際物流総合展』にて
ノベリティを受け取って頂いた方・共同出展ブースにお越し頂いた方、また役
員・スタッフと名刺交換を行った方にお送りする無料メールマガジンです。今
後ご不要の方は本メール末尾をご覧ください。

日刊CARGO 2018年11月5日掲載

関西空港 貨物地区、来月初め完全復旧 全日空上屋がフル稼働に
台風21号の被害を受けた関西国際空港の国際貨物地区が、12月初めまでにほぼ
完全復旧するめどが立った。復旧が遅れていた全日本空輸の輸入上屋が、12月
2日までに外航の貨物便搭載分の取り扱いを完全に再開するなどフル稼働に戻
る。同地区は10月初旬までに日本航空などの上屋が大半の機能を回復し、全体
の処理能力は既に被災前の9割ほどに回復している。全日空上屋の完全復旧に
より、被災から約3カ月を経て国際貨物地区はほぼ全ての機能を回復すること
になる。

全日空は輸出・輸入の両上屋で施設屋根や電源設備が損傷を受けたが、9月21
日から輸出上屋で輸出入双方の貨物を取り扱う形で上屋運営を再開。冷蔵・冷
凍貨物を除くなど条件付きながら、旅客便や自社の貨物便搭載分を中心に貨物
の取り扱いを始めた一方、処理能力が限られることからハンドリングを請け負
う外航の貨物便搭載分の取り扱い再開が遅れていた。

同社の輸入上屋は10月末までに施設屋根の修理などを終えて段階的に運営を再
開済み。同社は10月中旬までに自社貨物便については全路線の取り扱いを再開
していたが、旅客便については関空発着の自社便、全6路線のうち3路線の取
り扱い再開が遅れていた。これを10月末までに再開したほか、外航から受託す
る貨物便搭載分についても一部から段階的に再開している。今回、受託する全
3社の貨物便搭載分の取り扱いを12月2日までに全面的に再開するめどが立っ
た。

関空発着貨物の再開は国際線を優先してきたが、14日発着分から同社が運航す
る国内線搭載分の取り扱いも全面的に再開する。既に燻蒸が必要な貨物や輸出
貨物の冷蔵貨物の受託も再開しているが、14日から輸入の冷蔵貨物の取り扱い
も再開。引き続き、冷凍保管ができないものの温度管理の需要にも対応する体
制が整った。他空港とのトラック便も同日から再開するなど、これまで設けて
きた取り扱い制限はほぼ撤廃される。施設自体の完全復旧には電源設備の修理
などで年内いっぱいかかるが、仮電源の活用などで上屋機能は月内に事実上の
フル稼働に戻る。

===== Presented by 日刊CARGO ========
国際物流・海運のニュースを毎日お届け!
→  http://www.daily-cargo.com/


コラムVol.60 『会社を必ず成長させる”値上げ戦略”!』
ILR&S主任研究員 戦略経営コンサルタント 公認会計士 山田隆明


値決めは経営である。
安易な値引きをやめるだけで、業績は格段に向上する。値上をできれば効果は
絶大なものになる。まず効果の絶大さを数字で実感いただき、次に値上げの仕
方を考える。

<値上の効果>
Q1. (値引をやめる効果)
10%の値引をすると、どれだけ多く売らないと利益を維持できないだろうか?
粗利率は30%とする。

*ヒント
(値引前)
売上高 100 (=10円×10個)
変動費  70 (= 7円×10個)
差引) 粗利 30 (= 3円×10個)
10%引の単価9円で売っても30円の粗利を維持するには、販売数(当初10個)は
何個必要かを計算しよう。

A1. (値引後)
売上高 9X (=9円×X個)
変動費 7X(=7円×X個)
差引)粗利 30 (=2X)
これより、X=15個となり、値引前の10個に比べて50%増である(*)。
すなわち、安易に10%値引してしまうと50%も販売数を増やさねばならなくなる
。販売数50%増とは単純に考えると仕事量も50%増だ。1日6時間で済んだのが9時
間やらないと追いつかなくなる計算になる。

Q2. (値上げする効果)
上記の設定で10%値上げすると販売数はどれだけ減らせるだろうか?

*ヒント
上記値引前の金額に対して、10%高の単価11円で売って粗利30円をあげるには、
販売数は何個かを計算しよう。

A2. (値上後)
売上高 11X (=11円×X個)
変動費 7X (=7円×X個)
差引)粗利 30 (=4X)
これより、X=7.5個、すなわち値引前の10個と比べて25%減らしても利益を維持
できる。

Q3.(値下と値上の相乗効果)
では、この値上げと先ほどの値引の相乗効果、すなわち10%の値引きをやめ、か
つ10%値上げを行うと効果はどうなるだろうか。

A3. 値引すると15個売らねばならなかった、それと比べればこの7.5個は半分に
あたる。 つまり、10%の値引きをやめ、逆に10%値上げをすると仕事の量は半分
で済む。 先ほどの1日9時間が4時間半に減る計算になる。

Q4.(固定費の影響)
固定費まで考えると値上の効果はどうなるだろうか?

A4. 売上数量が半分に減れば、クレーム処理が減る、販売促進活動も減る、残
業代が減るなどいろいろと固定費が減る。すぐには減らせられなくとも、徐々
には減っていく。 このように固定費まで考えると、値上の効果はもっと大きく
なる。

< 値上の仕方>
値上げするにはどうすればよいか。
以下のやり方がある。
①「安くしないと売れない」との思い込みをやめる。
②商品説明をしっかりと行い、良さを理解いただく。
③値引き要求への切り返しトークを整備しておく。
そしてなにより大切なことは、④「顧客価値」に見合う価格設定をすることであ
る。

「顧客価値」とは、
“顧客が、自分の要求がかなうなら支払って良いと考える金額”である。 たとえ
ば、車の購入を検討している人が、実は「静かな車」を要求していて、静かな
車になら150万円支払っても良いと考えているとする。このときの150万円がこ
の顧客の「静かな車に対する価値」である。

一方で普通の車には100万円の支払しか考えていないとすれば、「普通の車に対
する価値」は100万円である。となると、営業がいくら頑張っても100万円以上
の値段では売れない。だから営業にとっては「顧客価値の把握」が大切になる

重要なのは、”こちらがお客さんの要求をかなえれば、お客さんはより多くのお
金を払ってくださる”ということだ。

ここから、”「顧客価値」に見合う価格設定をするにあたり把握すべきこと”が
自ずと見えてくる。それは、「お客さんの要求は何か」、「その要求に対して
、当社はどういう強みを活かしてお応えできるか」、「競合他社はどうか」で
ある。

いろいろと書いたが、要は「お客さんの立場になって親身に対応すること」だ
。そうすれば相手も心を開いてくれる。その瞬間、相手から見てこちらは「敵
」ではなくなり、一緒に悩み事を解決してくれる「味方」になる。精神論的で
恐縮だが、「”儲ける”とは文字どおり信者を作ることだ」というのはこのこと
だ。

ポイントは、この「お客さんの立場になって・・・」を面倒がらずにやるかど
うかだ。値引でしか勝負できない会社は、いつも忙しく余裕がないので、お客
さんにいちいち構っておられない。だからダメなのだ。「貧乏暇なし」とはこ
のことだ。

値上のメリットをさらにあげれば、
●値上げすれば良質な顧客や富裕層の顧客が集まってくる。
●こちらも高度な要求に応えるよう益々お客さんの立場になり親身になるから、
より信頼が増す。

以上より、値上げをすれば、①時間的な余裕が生まれ、②良い顧客に恵まれ、③顧
客と良好な関係を維持できるようになる。 こうなれば、会社は必ず成長し発展
していく。

(注)*設例の数値を値下分岐点と言う。これは粗利率によって変わる。だか
ら、”粗利率”と”値下率”さえ決まれば求められる。

そこで、横軸に”粗利率”を、縦軸に”値下率”をとると、たった一表であらゆる
ケースに対応した値下分岐点を表示することができる。この表を「値下分岐点
表」という。

*値上も同様、「値上分岐点表」。(山田隆明)
*************************************************************
<筆者略歴>
山田隆明(やまだ たかあき)
1959年 名古屋市生まれ。
株式会社インテックで10年間基幹システムのマーケティングおよび営業。
その後公認会計士を経て、現在は戦略経営コンサルタントとして
わくわく経営株式会社 代表取締役。
2013年ILR&S主任研究員に就任。

“社長がワクワクしながら、意気込みをもって、本気で経営に取り組める”お手
伝い。

<コンサルティング内容>
●「経営戦略戦略」立案支援
●「経営計画」立案支援
●「経営管理PDCA」実践支援
URL : https://www.wk2.consulting/


vol431 『徒然日記』 「シナジー効果」と「おやじギャグ」

なぜか最近この「シナジー効果」という言葉を、良く見たり聞いたりしていま
す。もしかすると、ほかの方々よりも、私の方が気になっている言葉だからな
のかもしれません。

と申しますのは、昔、会社の“思い出したくないタイプの上司”が、ことある毎
に「シナジー効果、シナジー効果」と、何とかの一つ覚えのように、嬉々とし
て口にしていたからです。「なんで、そんなことが“シナジー効果”に結びつく
のか!?」と、その言葉を聞く度に思っていました。得意の「おやじギャグ」
を使って、「なんたる“オヤジー非効果”だ!」と秘かにつぶやいていました。


ここで、いつもの“余談”に入らせていただきます。先日、かの「チコちゃんに
叱られる」を見ていましたら、「なんで、おじさんは“おやじギャグ”をよく言
うのか?」という問題が出ていました。残念ながらゲストが正解してしまい、
チコちゃんは、「ぼぼぼぼ。つまんねえ-ヤツだわ!」と、ふてくされていま
した。

この答えを「脳科学者茂木健一郎博士:談」の受け売りでご伝授いたしますと
、こういうことになります。【何かの言葉を聞いた時に、この瞬間に左脳にあ
る「側頭連合野(そくとうれんごうや)」が活動する。ここは、言葉について
の記憶や情報が保存されている部分で、いわば「脳の国語辞典」のようなもの
と言われている。1000億と言われる脳の神経細胞から“おやじギャグのもと
“は生まれる。さらに、一つの記憶から他の記憶を思い出す「連想記憶」は、年
齢を重ねて、ボキャブラリーが増えるほど能力が高まってゆく。その一方で脳
の前方に位置する「前頭葉」(理性をつかさどり、感情をコントロールしてい
る部分)は、歳と共に働きが弱くなっていく。そのようなことで、若いうちは
「前頭葉」の制御が働き、「こんなこと言ったら恥ずかしい」とブレーキがか
かるが、「ボキャブラリーの増加と、前頭葉の働きの弱さ“の”シナジー効果”?
??で、「おやじギャグ」が大発生する」・・・というわけです。この番組の
、締めの言葉は、「50代を過ぎると始まる脳の暴走。Oh~No~」でした
。傘寿の私は、「カサ(嵩)にかかって」次々と“お爺ギャグ”が湧き出てきま
す(制御不可)!?

さらに、余談を続けます。それに対して、「おばさんギャグ」をあまり聞かな
い理由の補足説明。【男性は主に言語をつかさどる「左脳」を主として使うの
に対して、女性は記憶やイメージをつかさどる「右脳」にプラスして「左脳」
を使っているので、「おばさんギャグ」は、なかなか思いつかない】そうです

お待たせしました。本題に戻ります。今更説明はご不要と思いますが、我が「
前頭葉」をもう少し活性化させたいために、述べさせて頂きます。

<シナジー効果>(相乗効果)
【 企業がM&Aや経営多角化戦略を行う際に、経営資源の有効活用や異なる事業
を組み合わせることにより、単なる利益の合計だけでなく大きな付加価値を生
み出す効果のこと】それに対して、<アナジー効果>という「反対語」があり
ます。“事業間の相互マイナス効果”という意味です。 【シナジー効果を期待し
て、買収や合併、多角化をしても期待値以下の結果になってしまい、期せずし
てアナジー効果となってしまうことがある】です。積年の恨みで申し上げます
と、かの“元上司の施策”は、<アナジー効果>の結果の方が多かったように思
いました。そのことを思っていましたら、このような言葉に出会いました。

<“CVC”Corporate Venture Capital(コーポレート・べンチャー・キャピタ
ル)>です。【顧客の要求が多様化・高度化する今日、大企業は自社内で全て
の開発を行うことが益々困難になってきています。一方で、ニッチながらも独
創的な技術やアイディアを持つベンチャー企業との連携は、大企業に製品開発
期間の短縮化や新製品・新市場開拓をもたらす可能性があります。これまで事
業拡大のために確保してきたM&Aや研究開発予算の一部を、ベンチャー企業
が保有する技術、アイディアの活用に充て、オープンイノベーションの一手段
としてCVCファンドを設立する動きが増加しています】(フューチャーベン
チャーキャピタル社H.P.より)

そのようなことで、現在、かなりの日本の大手企業が、この<CVC>によっ
ての<シナジー効果>による、新規事業開発能力や競争力向上を企図していま
す。

企業の寿命は<30年>と言われています。私の卒業した会社は、東京オリン
ピック開催の年に<創業70年>を迎えます。“身内のお手盛り”で恐縮ですが
、「イノベーション」や「リノベーション」に「シナジー効果」を加えての企
業努力で、業界で注目される企業としての“変身”を重ねています。

当・国際物流総合研究所では、「次世代型倉庫業キックオフ講座」を開催して
いますが、私は講師として講義の中で「たねや」を紹介しました。数百年の歴
史を持つ企業ですが、もともとは江戸時代の材木商で、当時は大繁栄しました
が、業績が衰えた時に、穀物や根菜の種子販売(種子屋)に商売替え。さらに
、:和菓子屋「たねや」に変身。洋菓子も加えての注目企業として今日に至っ
ています。フラグショップ店「ラ コリーナ近江八幡」は滋賀県の観光名所と
して多くの人が訪れています。ご興味のある方は、同社社長山本昌仁氏著「近
江商人の哲学」をご覧ください。

ということですが、表題「シナジー効果」と「おやじギャグ」を同時に取り上
げた“相乗効果”は、自分でもわかりません。<アナジー効果>の『見本』とい
うことで、ご容赦ください。 (小泉武衡)


★彡:・:☆彡:・:★彡:・:☆彡:・:★彡:・:☆彡:・:★彡:・:☆彡::・:★

[発行元] 一般社団法人国際物流総合研究所  http://www.e-butsuryu.jp/
[編集長] クッキー
[お問合せ] mail:info@e-butsuryu.jp
[発行] 定期便:毎週水曜日 臨時号:毎月1週目金曜日(月1回)
[メルマガ配信停止] https://www.e-butsuryu.jp/contacts/new

◆著作権情報
著作権は一般社団法人国際物流総合研究所、またはその情報提供者に帰属する
為、掲載記事の有料販売などを禁じます。但し無料の社内メール、会議資料と
しての利用は問題ありません。

─────────────────────────────────────
Copyright(C)2013
International Logistics Research&Solution
All Rights Reserved.
─────────────────────────────────────
★彡:・:☆彡:・:★彡:・:☆彡:・:★彡:・:☆彡:・:★彡:・:☆彡::・:★

メルマガに関するお問い合わせ、お問い合わせフォームへ