営業益11%増、国際輸送が堅調 香港KLNロジ<25年1~6月期決算>
Daily Cargo 2025年9月4日掲載
香港KLNロジスティクスグループ(旧ケリーロジスティクス・ネットワーク)の2025年1~6月期(上期)の連結業績は、営業利益が前年同期比11.4%増の13億7619万香港ドル(HKD、262億円、1HKD=約19円)だった。国際フォワーディング(IFF)事業が2割以上の増益で堅調だった。
売上高は7.0%増の272億HKD(5180億円)、粗利は16.5%増の29億3347万HKD(558億円)、純利益は8.8%減の8億2085万HKD(156億円)、株主に帰属する利益は9.9%増の6億4820万HKD(123億円)。
セグメント別の業績は、IFFが売上高10.8%増の201億HKD、営業利益22.2%増の9億1897万HKD。アジア~米国間のNVOCC事業に米国の関税政策の影響も見られたが、関税引き上げの猶予措置期間に増加した需要を取り込むなどして増収増益。アジア~欧州やアジア域内では荷主のサプライチェーンの再編に伴う需要などもあり、堅調だった。ほか、プロジェクト貨物関連も伸張した。
倉庫配送などの統合ロジスティクス(IL)事業は売上高2.6%減の70億2560万HKD、営業利益4.7%増の7億1329万HKD。香港と中国本土が落ち込んだが、その他アジアが堅調だった。
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