徒然日記

「令和」になって<七十八日>

2019年7月17日

『徒然日記』 

 


「人の噂も七十五日」という諺があります。「世間で人があれこれ噂をしていても、それは長く続くものではなく、やがて自然に忘れ去られてしまうものだ」という意味ですが、「令和」という新しい年号になって<78日>となりました。「78日目の噂」いかが相成っておりましょうか。

皆様にも「そうだったね」とおっしゃっていただけると思いますが、4月初めの頃は「レイワ」と打つと、「例話」や「零和」としか変換されていませんでしたが、いつの頃からか、一発で「令和」と変換されるようになっていて、「新時代到来間近」を意識しました。

思い起こせば、今を遡ること78日前の4月1日に、「令和おじさん」が額をかざして、「令和です」と発表されたとき以降、大変な盛り上がりで、「令和フィーバー」が起きました。【あと何日】というカウントダウンは言うに及ばず、天皇・皇后両陛下のご様子が連日報道されていました。

天皇自ら「退位」の意思表示をされるのは<200年ぶり>といわれています。「歌舞音曲は一切自粛。昭和天皇ご崩御」という重く沈鬱な雰囲気の中で迎えた『平成』と違って、退位される天皇・皇后両陛下の、お元気なお姿を連日拝見しつつ新時代に入るという、「おめでたい」という思いが根底にあって、新聞の世論調査によると、「令和の時代の日本が『良い方向』に進むと思う人は<58%>で、特に<18~29歳>の若年層では『約8割』もあった」そうですから、新時代への期待が大きいということです。私は実年齢から言うと<5割弱>の方の世代ですが、新時代への思いは『若年層』並みです。皆様はいかがでしょうか?

そこで、「令和」についての「受け入り知識」あれこれを、ご披露させていただくと・・・。

【令和」の出典元:『初春の令月にして、気淑(よ)く風和らぎ』】について、「考案者である」ともっぱらの評判の、万葉集研究の第一人者「中西進氏」(ご本人は否定されておいでですが)のお話によると、「<令>は、“善い”“美しい“という意味で、<和>は、聖徳太子の十七条の憲法の『和をもって尊しとせよ』の精神がある。その<和>の精神があって善いから、『麗しき大和の心』、すなはち<令和>になるのですね」と述べておいででした。

さらに、その5月には、アメリカのトランプ大統領ご夫妻が、「令和初の国賓」として、来日され、大相撲夏場所千秋楽に観戦され、優勝力士朝乃山に米大統領杯を授与するというセレモニーがありました。それに対して「良かった」とか「良くなかった」という賛否両論がありましたが、当「徒然日記」は、ここまでといたします。

ということですが、「令和」という新時代が「起爆剤」になったのではないかと思われる、このようなニュースがありました。

【財務省は4月9日、1万円などの紙幣デザインを2024年度上期に刷新すると発表した。デザイン変更は04年以来となる。500円硬貨は21年度上期に変更する。偽造防止などで最新の技術を反映させる。新紙幣の登場は、新元号令和への代替わりを実感することになりそうだ。

新しい1万円札は「渋沢栄一」、5千円札は「津田梅子」、千円札は「北里柴三郎」をそれぞれ採用する方向となっている。肖像画の刷新は2004年以来となる。麻生財務相は9日(4月)の閣議後記者会見で、「図柄は新元号の時代に、日本の伝統、美しい自然、文化を表していると考えている」と説明した。】(読売新聞オンライン)です。

それに対して、いろいろな意見がありました。たとえば、「5千円札の津田梅子さん」ですが、もともと左向きの写真が、右向きに反転して載せられている」という指摘がありました。<Himagine>を自認している私は、早速某新聞の<USO放送>に、「これも何かの“誤選縁”です-津田梅子」と投稿しましたが、不採用になりました(当たり前!)。でも、この際内緒で申しあげますと、最近三度ほど採用されたことがあり、<@500円>もの図書券が送られてきました!「それって、何を書いたの?」は、『著作権』に抵触しますので、ご勘弁ください。

さらに、1万円札の「渋沢栄一」ですが、「新札デザイン刷新」のニューが報じられた直後に、“早速”と言うべきか!?某隣国から、「朝鮮半島侵略の歴史を代弁する人物の肖像を新しい1万円札に入れるのは、過去の歴史を否定する安倍晋三政権の歴史修正主義が反映されたためだ」。などというニュースが報じられてきました。そういえば、過去にも、伊藤博文、福沢諭吉など日本紙幣批判があったそうですが、「金持ち喧嘩せず」でまいりましょう。

そして、令和になって、「新天皇・皇后両陛下」のお姿が連日のように報道されています。特に「皇后陛下」が、トランプ大統領を招いての宮中晩餐会での、通訳を介さずににこやかにご歓談されておいでのお姿は、「新しい時代の皇室」として、絶賛を浴びています。

・・・とここまで書いて「あること」を思い出しました。25年前の、お江戸ではお盆の入りの7月13日のある“出来事”。雅子妃殿下関連の門外不出の「わたくしだけが知っている」特ダネなのですが(それほどでじゃない!)、「秘話をもって尊しとせよ」!?に倣って、発表は控えさせていただきます。

【当地の「梅雨明け日」いつかは、つゆ知らず】。この程度では「不採用」ですね。

著者プロフィール

小泉武衡

職歴
 元 寺田倉庫株式会社 取締役


1964年より「物流業」に携わり、変化する“各時代の物流”を体得するとともに、新たな取り組みとして「トランクルーム」や「トータル・リファー・システム(品質優先ワイン取扱い)」事業に力を入れてきました。さらに、営業・企画・渉外・広報棟ほか、倉庫スペースを利用した「イベント事業責任者」などを歴任し、旧施設の新たな活用、地域開発、水辺周辺の活性化に尽力してまいりました。

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