徒然日記

リプレイ検証(ビデオ判定)

2019年8月14日

『徒然日記』 

 

昔から楽しませていただいている「プロ野球」も、いよいよ佳境の時期に差しかかってきました。いつもは、和気藹々関係の親しい知人とも、この時期は、応援球団が違うということで、若干「ギクシャク関係」に陥っています。 

そうしたときに、「表題」を思いつきました。

大枚?叩いて、ゲットした「プロ野球実況ネット番組」で、最近よく目にする光景です。自軍に不利になるような微妙な判定があった際に、監督がベンチから飛び出して、指で「四角を描くジェスチャー(リクエスト)」をすると、審判が集まって協議をして、「ただいまより“ビデオ判定”をします」というアナウンス。その後しばらく「ビデオ・チェック」の時間があった後に、主審(プレート・アンパンア)が、おもむろに手を上げて「アウト」または、両手をひらいて「セーフ」のジェスチャーをします。

いつでしたか、このようなシーンがありました。内野フライの際に、帰塁が遅れた二塁走者が、返球で「アウト」の判定。攻撃側の監督は、「リクエスト」の要求。判定の結果は「セーフ」に覆る。しかし、守備側の監督は、それじゃあ腹の虫が収まらない。なんとなれば、セカンドの塁審はその時、他の方を見ていて、走者に目が行っていない。「それで“セーフ”は無責任だ!」と、連盟(NPB)に『意見書』を提出。で、「当塁審は、打球判定確認のために他の塁審とアイコンタクトをとっていたので、当該プレーへの確認が遅れた」と、訳の分からない連盟回答で幕。私なら、NPBに対して、「再リクエスト」しますけど。

その「ビデオ判定」。以前は、は「ホームラン」と「フェア・ファール」のみに採用されていましたが、最近では、「クロスプレー」や「ラフプレー」など「ボールデッド時」の広範囲に、拡大対応されるようになったということですので、「一歩は前進」したのだと思います。

そこで思うのですが、最新技術の<AI>とか<IoT>を活用すれば、「文句なしの判定」が出せると思っています。たとえば、「各打者の打つための姿勢や膝頭の下部を登録しておけば、“ストライク”や“ボール”の判定は、球審不要でできるでしょうし、ハーフスイングの有無などは、「オチャノコサイサイ」、さらに「塁審」もいらなくなっちゃうと思います。

しかしその一方で、そんな客観的に判定されたら、「判定に対しての両軍入り乱れての“乱闘騒ぎ”が、なくなっちゃってつまらない」といった、ある意味で「納得できる!?ご意見」にも、頷けちゃうところがあります。それって「不謹慎」ですか?

その“ビデオ判定”は、以前から、大相撲・陸上競技・競馬のゴール判定などで採用されていましたが、最近では「体操競技」や「フィギュアスケート」などでも、微妙な技に対しての、デジタルな「演技評価」ができあがっていると聞きました。素人には「それってなんの???」でしかありませんが、【サルコウとトウループに続き、ルッツまで4回転を跳びました】とか、【シライ3】などは、どう見分けているのか、審査員の眼力・記憶力に驚嘆するしかありませんでしたから、「デジタル評価を採用する」となれば、納得です。

しかし、ご記憶にあると思いますが、大相撲5月場所での「栃ノ心Vs.朝乃山」の一番で、栃ノ心のかかとが出たか残っていたかの判定に対して、「ビデオより審判の判定を優先する」と言うことになり、「栃ノ心の勝ち!?」。あの場所、朝乃山が優勝できたので良かったですが、後味の悪い結果となりました。

最近では「ビデオ判定」が採用されていない「サーカー」で、いくつかの「ミスジャッジ」が話題になりましたが、現在一部地域で採用中の「ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)」もまた、いろいろと「話題提供」をしています。

そういえば,テニスで,錦織選手が微妙な判定に対して「チャレンジ」というビデオ判定をリクエストしている光景を見ましたが、あちらは,わかりやすいですね。

そのようなことに思いを馳せていましたら、<e-sports(エレクトリック・スポーツ)>という言葉に出会いました。世界的に見ると、この<e-sports>の競技人口は<数億人規模>だそうで、「年収数億円」というプロの選手もいるそうです。

チコちゃんに叱られそうですが、すべての日本人に問います。「スポーツ」とは何でしょうか?

私の思いとしては「体育・運動」という感覚ですが、欧米諸国では「遊戯・競争・身体の訓練を含む行為」と、かなり広範囲に捉えているようです。とすると、スポーツ選手って「大谷翔平」「羽生弓弦」「大坂なおみ」、最近売り出し「渋野日向子」などにとどまらず、「藤井聡太」や「仲村菫」もスポーツ選手ということになります。

漏れ聞くところによれば、2022年のアジア大会(中国)では、<e-sports>は「メダル種目」に加えられるそうです。

そしてその傾向がさらに進むと、急速に進歩した<AI技術>によって作り出された「ロボット」が、オリンピック競技のメダルを総なめする時代が来るかもしれません。

そして・・・明日<8月15日>は、74年目の「終戦記念日です」。戦争・戦後体験者にとっては「つらい一日」です。

著者プロフィール

小泉武衡

職歴
 元 寺田倉庫株式会社 取締役


1964年より「物流業」に携わり、変化する“各時代の物流”を体得するとともに、新たな取り組みとして「トランクルーム」や「トータル・リファー・システム(品質優先ワイン取扱い)」事業に力を入れてきました。さらに、営業・企画・渉外・広報棟ほか、倉庫スペースを利用した「イベント事業責任者」などを歴任し、旧施設の新たな活用、地域開発、水辺周辺の活性化に尽力してまいりました。

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