徒然日記

「100日後に死ぬワニ」騒動

2020年4月22日

『徒然日記』 

 

「新型コロナウイルス」問題は、とどまることのない状況が続いており、「感染者と死者数」の大幅増が連日報道されています。そして16日に「緊急事態宣言」が全国に拡大しました。有名人の感染も度々報道されています。私は「年寄りは外出を控えるように」という、当局のお達しに素直にしたがって、世に言う「たまのテレワーク」(!?)以外は無聊を託っています。

30年以上ロサンゼルスに住んでいる元同僚に「カリフォルニア州に<外出禁止令>が出たんだって!どうなってるの?」と言うメールを送ったところ、【外出禁止令 って最初に訳しちゃった人がダメですよね。“Lockout ”(彼は“Lockdown”とは言っていません)という事になったら本当に外出禁止なんです。今はどちらかというと“外出制限令”。大手の会社は既にテレワークに切り替えているところが多いですが、うちのような零細企業は普通に仕事しています。ただレストランやショッピングモールはクローズされています。】と言う返事が返ってきました。我が日本国もそれに近づいたと言うことですね。

彼のメールにはさらに【噂では日本でまだパチンコ屋が営業中とか? こっちじゃ絶対あり得ないですね】。さらにさらに【ロスでは今更ですが、外出時は全員マスク着用、マスクがない人は店に入ることを拒否してもいいそうです。ニューヨークの数字は本当にすごいですね。と 他人事みたいですけど。地下鉄とスラム街の人達の影響でしょうか? こちらでもちょっと想像がつきません。NYに比べるとやはりこちらは車社会だから、人がひしめき合ったNYより感染率が低いのかも。でも数週間遅れでLAも急増するのかもしれないです】とありました。事実大阪で、「休業対象の『パチンコ屋、飲食店、風俗店』などが営業をしている」という通報が、コールセンターに連日相次いで寄せられていると言うことです。

そのようなことで、我が家で「小人閑居して不善を為す」的に過ごしていたときに、表記「100日後に死ぬワニ」の話しが、ネットからこぼれだしてきました。

ご存じの方には今更ですので、目をつぶって先に進んでください。要するに「漫画家のきくちゆうき氏がTwitterで毎日連載していた、『100日目の3月20日に、ワニが死んでしまうことを予告して進められていた“四コマ漫画”』」です。そのワニは実際に100日目に死んでしまいました。私は別段どうと言うこともなく時々目を通していましたが、最終日にネットが炎上、一大論争となりました(フォロワー数200万人突破とか)。

それでは何故、最終日の最終回に「猛批判」されたのか?について、ネットサーフィンをしてみました。最終回、ワニは多くの人の感動の中で、予告通り死んでしまい“完結”したのですが、その感動が冷めやらぬ中で、「『いきものがかり』とのコラボムービーが公開され(Twitterから発信された「きくちゆうき氏といきものがかり水野良樹の長―いトークは、直後に削除されていました。「生きる」の曲の方は閲覧できました)、さらには映画化やグッズ販売、ポップアップストアのオープンなど、さまざまなメディアミックスの展開が、矢継ぎ早に発表され、某出版社が3月22日に、「日本中が見守った100日間。待望の書籍化。後日談など収録」と言う広告を出したことなどが批判を集めることとなりました。

ちなみに,前述の対談できくちゆうき氏は、本作品を「事故で亡くなった友人のことを思って描いた」という、作品の背景だけではなく、批判の対象となったこと1つ1つに対して説明をしっかりとされておいででしたので、その動画が削除されてしまったことは、もったいないな!と思いました。

それから、「マンガの神様」と呼ばれた手塚治虫さんの長女で手塚プロダクション取締役の手塚るみ子さんが、3月21日、ツイッターで「『生きるとは』というテーマを伝えるのに手塚治虫は何年もかけて『火の鳥』を描いてきたというのに、『100日後に死ぬワニ』は100日を通してそれを多くの読者に伝えることができて、たぶん天国の父は今猛烈に嫉妬してると思う」と、亡き治虫氏の思いを推し量ったツイートをしたところ、これまたネット上で大騒動になったそうです。

このことに関して、熊村剛輔氏が「東洋経済ONLINE」で、「そういうこともありだな」と言う発言をされておいででしたので、例のごとくの“パクリ”で紹介させていただきます。

曰く【仮に『ロミオとジュリエット』の舞台で、二人が自らの命を絶ち、悲劇が幕を閉じた直後、カーテンコールを待たずして劇場が明るくなり、突然監督が舞台に現れ、この舞台を収録したDVDの宣伝をし始めたとしたら――。それに似たような感覚を、あの矢継ぎ早の告知は与えてしまったと言えるだろう。】

確かに、「しんみりとした思いにふける“時間”」は大事だと思いますが、その一方で、「余韻(あるいは熱気)が無くなっちゃったら何も残らない!?」と言う心配もありますので、発信者と受信者双方にとっての<ベストの頃合い>って難しいと思います。

と言うことですが、好奇心旺盛の私(単なる“単細胞”)は、4月8日発売予定であった、件の「100日後に死ぬワニ」(1,000円+税)を、地元の書店に、3月23日に予約をしましたが、4月7日に「緊急事態宣言」が発令され,当書店が入っているビルは「当面の間休館」。書店からは「入荷したが、渡せない」というお詫びの電話。安倍首相のお言葉通りに「5月6日まで」と言うことになると、こちらは「30日後に生き返る本」となります。

現時点では・・・まだ手元の届いていませんので・・・!! 以下省略。

著者プロフィール

小泉武衡

主席研究員

職歴
 元 寺田倉庫株式会社 取締役


1964年より「物流業」に携わり、変化する“各時代の物流”を体得するとともに、新たな取り組みとして「トランクルーム」や「トータル・リファー・システム(品質優先ワイン取扱い)」事業に力を入れてきました。さらに、営業・企画・渉外・広報棟ほか、倉庫スペースを利用した「イベント事業責任者」などを歴任し、旧施設の新たな活用、地域開発、水辺周辺の活性化に尽力してまいりました。空き倉庫の有効活用については、弊社にご一報ください。

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