徒然日記

禍を転じて福となす

2020年5月20日

『徒然日記』 

 

中国の史書【『戦国策』『史記』蘇秦列伝】に、「禍を転じて福となす」と言う言葉があります。

今、世の中は「新型コロナウイルス問題」で、騒然としています。どうしようもない<禍>です。そうした中で、表題に書いた「言葉」を思い浮かべました。私は「自分は楽天家」だと思っています。と言うよりも、「そう思い込もう」と、「自己暗示」をかけてきました。要するに「七転八倒」ではなくして、「七転び八起き」の気持ちに持っていきたいと思っています。「そんなもんじゃないよ!」とのお叱りを承知して進めます。

毎日のように、世界中の「感染者と死者」の数が報じられています。この原稿を書いている時点で、世界の感染者は500万人に迫っており、死者は約30万人越え。我が国は、感染者約1万7千人、死者700人超です。

現在は、そのような「混迷状況」の中にありますが、私としましては、今回の「コロナウイルス騒動」から、今までは分からなかったいくつものことを知りました。

住むところがなかったり、DVから逃げ出した人等が、ネットカフェで生活していたが(1日1,500円~2,000円)、そこを追い出されて住むところがなくなった話し。シングルマザーの方々(私の想像以上に沢山おいでです)が、仕事中にお子様を見てくださる方がいなくて途方に暮れている話し。「マスク」のせいで、口紅の売上が激減した。介護サービス上の「ショートステイ」や「デイサービス」が、営業することで高齢者の方が万一感染したりしないかという二者択一での苦悩・・・などがありますが、何よりもまず、経済的にどん底状態に陥った多くの個人経営者の苦渋に満ちた実情など、この「コロナ騒動」から、私が知り得たあれこれの多さに、今更ながらの「やりきれない思い」(私としては「ため息つくのみ」ですが)に陥っています。

そうした苦境への対応策として、レストランや居酒屋などの「飲食関係」は知恵を絞って、テイクアウト用の弁当や、国税庁お許しの持ち帰り用酒販売を開始。仕事が減ったタクシー業界とタイアップして宅配を始めたり、利用者ゼロに近い旅客機での貨物運送参入など、それやこれやの新機軸が様々(超多数あり・以下省略)ありますが、この騒動が収まった後に教訓として整理して、次の災難・災害時の備えになれば有難いです。(なにやら「大地震」襲来の噂もあります)

<Zoom>による「テレビ会議」や、広義の「テレワーク」なども、今後役に立つ得がたい経験になってくれることを願っています。しかし、すでに、テレワーク時の社員の業務に対する「成果査定」を実施している企業もあるようですが、いかなる評価基準に基づくのかなど「新たな課題」も発生しています。

ここで一息つかせていただき、それこれに関連する、「極めて個人的な話題」を二つ、お話しいたします。

◆当・物流総合研究所で、私が関わっている部門の「テレビ会議」をすることになりましたが、私は<Webカメラ>を持っていません。第一回目は、声だけで参加しましたが、「一人だけ顔が見えないのは好ましくない」(これは言えてます)と言うクレームが入り、「なんとかしなさい!」ということで、大枚<3,980円>を払って,ネットで購入しました。それにより会議の方は無事対応できましたが、たまたま某ビール会社が「1000名限定<オンライン飲み会>」の募集をしていたのを知りましたので「これ幸い、乗りかかった船!」と、応募しましたが、残念ながらハズレました。(内緒ですが、次回にも応募済みです)


◆「特別定額給付金10万円」のことです。我が横浜市も手続きが開始されました。私は「マイナンバー」を取得していました(勿論、カードも持っています)ので, 開始初日に<the earlier, the better>の思いで、「オンライン申請」にチャレンジしました。「「4桁の暗証番号」も「署名用電子証明書のための数値」(これが皆さん大変のようですが)も難なくクリア。ここまでは順調に進みましたが、次の「マイナンバーカード・スキャンニング」の段階で,「スキャナーなんて持っていない!」ということで、対応できずにストップしてしまいました。そのようなことで、現段階では、郵送されてくる書類を待っていますが、皆様は,いかがされておいででしょうか。さらに、「二枚のマスク」もまだ届いていません(二回きたという方がおいでのようですが)

さようしかじかですが、またまた話題を変えさせていただきます。

学生時代に「時の神の戯れ」というドラマの脚本に出会いました。【事故で電車に乗り遅れたために幸せであるはずの人生が台無しになったと嘆いている主人公の前に「時の神」が現れて、「もう一度、汝の人生をやり直させてあげよう」と言うことで、<電車に乗れたところ>から再スタートしましたが、結局は、乗り遅れたときと同じ運命をたどった】という物語でした。私はこの脚本から、「その時々の運・不運に自らを任せていると、手に入ったかもしれない「将来の成果物」を受け損なってしまうことを学びました。「言志四録」の佐藤一斎も、同様の忠告をしています。

以上、あれこれと「テーマの迷走」を書いてきましたが、どうかお許しください。と申しあげながら、今回の締めとして、これもまた私の好きな言葉を書かせていただきます。「モンテクリスト伯」(アレクサンドル・デュマ作)の最後に、彼が述べた言葉です。

【待て、しかして希望せよ!】
希望を抱いて(自力本願で)「コロナウイルス騒動」の終焉を待ちましょう。

著者プロフィール

小泉武衡

主席研究員

職歴
 元 寺田倉庫株式会社 取締役


1964年より「物流業」に携わり、変化する“各時代の物流”を体得するとともに、新たな取り組みとして「トランクルーム」や「トータル・リファー・システム(品質優先ワイン取扱い)」事業に力を入れてきました。さらに、営業・企画・渉外・広報棟ほか、倉庫スペースを利用した「イベント事業責任者」などを歴任し、旧施設の新たな活用、地域開発、水辺周辺の活性化に尽力してまいりました。空き倉庫の有効活用については、弊社にご一報ください。

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