徒然日記

「ミッション」を考える

2018年10月3日

『徒然日記』 

 

当「国際物流総合研究所」で、「次世代型倉庫業」という講座を開設しています。私は「エセ講師」ですが、本物の講師・F先生が、本講座の中で、表題【「ミッション」を考える】という設問を出されました。

「ミッション」(mission)は「使命」とか「任務」という意味ですが、「派遣団」とか「使節団」といった、「目的や使命を持った人の集まり<団>」という意味でつかわれることも多いように思います。 

そこから思うと、「与えられた目的(前もって設定されていた“他力”)に対峙してゆく」といった感じになりますが、この講座は、「次世代の“物流”に対しての“自らのミッション”を考える」ことを目的としていますので、参加者の皆さんが、変化する環境の中で、これまで積み重ねてきた経験をもとに、【未来に向かって、置かれている環境・特性等をもとに、「新・物流手法の取り込み」「収益率改善」「ITやテクノロジーの活用」「新規顧客の獲得」といった各自(自社)の<目標>(その場での“ひらめき”ですが)に対しての、<ミッション>を考える】ということで、配られた用紙の中央に、まず<目標>を書いて(丸で囲む)、そこから、その目標に向かっての<行動計画>を、<目標>を起点にした数本の“矢印”の先に書き、さらに、<そのための具体的な“手法”>を、その先に書き加えて行くというものです。要するに、漠然と頭の中に描いていた“問題”を、段階的にビジュアル化することで、新たな発見や、修正点が見えてきて、着地点に向かっての現実的な歩み(ミッション)が浮かび上がってくるということになります。 

参加者がこの設問に取り組んでいる間、「エセ講師」としては、「やることのない、空き時間」となりますので、「時間(ヒマ?)つぶし(誤解を招きそうな表現ですね!?)」で、「私にピタリの何か面白い“設問”は無いか?」と考えてみました。ありました、ありました。物流とは全く関係がない設問ですが、このようなことを思いつきました。 

今や「人生100歳時代」と言われています。私は恐ろしいことに~!ゴール点が見えてきそうな年齢ですので、【人生100歳時代に向かって】という<テーマ>を思いつきました。そう設定した時に、即座に、そのための<行動計画>というか、「やるべきこと」が、頭に浮かんできました。「健康」「生きがい」「資産」「環境」という<4つの行動計画>です。そこで、さらにその“4テーマ”に対しての「具体的な心構え」を考えてみました。 

1.「健康」

それを維持するために、“ドック検査”と“身体トレーニング”、さらに“食生活の改善”を入れました(平凡ですみませんが、重要なことです)。関連事項“認知症と終活”も、大きな問題ですが、そのことを話題にすると、記述に際限が無くなりますので、割愛させていただきます。白状しますと、もしかして(するまでもなく)、私はすでに「要対策まっただなか!」。(そのあたりに対しては、阿川佐和子さんの「看る力」は、素晴らしい“説得力”があります) 

2.「生きがい」

 思いつくのは、まずは“趣味”ですが、“我が趣味”は恥かしいので、内緒にしておきます。手頃ですが、一杯飲みながらの人間関係もいいですね(しかしながら、よく考えるとこれは難しい。場合によっては<ストレス⇒寿命削り>にもなりかねない)。そうだ、この「“徒然日記“執筆」も入れていいのかな?趣味などというと、クッキー編集長に<喝!>を入れられそうですので、「何よりの生きがいです」と感謝申し上げておかなければいけません。 

3.「資産」

これは“最重要課題”です。申し上げるまでもなく、100歳にたどり着くまでの“蓄え”です。年金頼み以外に何がありましょうか?今や<65歳定年>が多数化してきていますので、それまでに『いかに多く蓄えておくか』が、ポイントです。万一の時は「子供に頼るか」などは、最低ですね。摩擦があちこちに発生します。 

4.「環境」 

自分では制御できないところのもろもろに対しての心構えですが、今夏の「猛暑日」とか、「台風や地震」といった、どうしようもない自然現象があります。「少子高齢化問題」なども頭に入れておかなければいけないところです。
総務省や厚生労働省の「調査及び推計」によると、2060年には「推定人口<8,136万人>。65歳以上の人口の割合<40.4%>」という驚くべき数字が出ています。さらにこのままの状態で推移すると、2100年には日本の人口は<4700万人台>になってしまうという恐ろしい数字がどこかにありました。 

以上が「我がミッション」ですが、その設問対応から気づきました。「私の<100歳>」は横に置いておき、子供や孫、さらに曾孫やその先に時代になったら<人生100歳時代>はどうなってしまうのか・・・と。【物流の「ミッション」】の問題どころではなく(失礼!)、日本の行く末の<大問題>であると、背筋が寒くなりました。 

 怖い話は、ここまでにして、話を元に戻します。今回の講座で、提起された「ミッションを考える」という設問は、あらゆる局面に応用されうる(されるべき)手法ということが言えます。 

この際です。皆様、どうか「なんらかのミッション」をお考えの上、公・私に及ぶ「行くつく先に対しての“最善策”」を、トレースされてみてはいかがでしょうか。 

著者プロフィール

小泉武衡

主席研究員

職歴
 元 寺田倉庫株式会社 取締役


1964年より「物流業」に携わり、変化する“各時代の物流”を体得するとともに、新たな取り組みとして「トランクルーム」や「トータル・リファー・システム(品質優先ワイン取扱い)」事業に力を入れてきました。さらに、営業・企画・渉外・広報棟ほか、倉庫スペースを利用した「イベント事業責任者」などを歴任し、旧施設の新たな活用、地域開発、水辺周辺の活性化に尽力してまいりました。空き倉庫の有効活用については、弊社にご一報ください。

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