徒然日記

銀行「こぼれ話」

2020年10月7日

『徒然日記』 

 

世の中の常識に従って「STAY HOME」中ですが、先日久しぶりに「某銀行」に行ってきました。そこで、面白い発見をしたのですが、そのことをすっかり忘れていたときに、たまたまテレビの、ご存じ「林修の今でしょ!」という番組を見ていたときに、過日のその「某銀行」での新発見のことを思い出しました。

流れから申しあげますと、「家で蟄居」していたことに始まります。私はいわゆる「断捨離」は苦手であれこれため込んでいますが、その件は改めてと言うことで、話を進めます。

そうした、ため込みの一つで、小銭を貯金箱に入れていましたが、そのことはすっかり忘れていました。暇つぶしに、書棚を珍しく整理していたときに、すでに使えなくなってしまった、数枚の500円札と100円札を発見しました。銀行に問い合わせたところ、使用はできないが、持参すれば同額で換金できると言うことでしたので、貯金箱に貯まっていた硬貨も含めて、預金するつもりで銀行に持参しました。

その某銀行では、使えなくなった紙幣は、無事換金してもらえましたが、2020年4月1日から、「大量硬貨取扱手数料を新設した」と言うことで、「1枚から100枚は無料」だが、「101枚から500枚までは550円」「「501枚から1000枚までは1,320円」「1,001枚以上は1,980円。以後500枚ごとに600円を加算」と言う手数料がかかるようになったとのことでした。これは各銀行で、多少は違っているようですので、チコちゃんに「ぼーっと生きてんじゃねーよ!」と叱られる前にお断りしておきます。

その番組で、某タレントさんが「500円玉をたくさん貯めているが、換金すると莫大な手数料取られちゃいますね」と困っていました。そこで思い出しました。昔、かの野際陽子さん(残念ながら3年前に亡くなられました)が、長いこと500円玉を貯めていて、それを元手にして「グランドピアノを買った」という、かなり有名になった話しをされていましたが、野際さんですから、多分「STEINWAY&SONS」あたりを購入されたと思いますので、約1千万円。500円玉換算で2万枚。多少は上乗せ追加金があったようですが、今年4月以降であれば、2万円ほどの両替手数料がかかった計算になりますが、2万/1千万=0.002ですから、「野際さん。どうと言うこと無いですね!」。

さらに、この番組で話題になっていた、その某タレント氏の話です。「父親が亡くなったときに、銀行に行ったところ、口座は閉鎖されていた」と話されていました。実は私の父は28年前に亡くなりましたが、とりあえず「葬儀費用を使わせていただこう」と銀行に行ったところ、すでに口座は閉鎖されていました。要するに、さっさと持ち出されてしまうと、相続税がらみを含めて、課税対象金額がなし崩しにされてしまうので、まずは凍結しておこう、と言うことだそうでした。ただし最近では「150万円までは引き出し可能」のようですので、次の「確認&実行」は、<私がらみ???>と言うことになっちゃいますね。少なくとも「150万円」は貯めておかなければいけないところです。500円玉換算で「3,000枚」。両替手数料2千数百円ですから、許してもらえますね。

ところで最近の話題になったニュースに「電子決済サービス不正引出し事件」があります。【被害者の銀行口座が第三者によって勝手に「ドコモ口座(d払いなどに利用される)」などの電子決済サービスに登録され、不正に口座残高の引き出しが行われた。2020年9月16日時点で約2,973万円の被害が確認されている。】(Wikipedia)ということでした。ドコモの場合は「1回あたり30万円が引き出された」と言うことですが、報道によると,DOKOMO側に不手際があったので全額保証しますと言うことでしたが、私も、念のため各銀行口座(ちょっと見栄張りましたね)で記帳してみましたが、お陰様でと言うか、そこまで残高が無かったと言うことか、当方の口座は無事でした。

最近は、銀行に預けても利息が付かないと言うことも含めて、いわゆる「タンス預金」が増えている(一説によると<50兆円とか80兆円とか>)ようですが、銀行に預けていて、その銀行が倒産した場合、預金者に保証されるのは<1千万円>だそうです。

我々が就職をしようとしていた時代、「銀行」は、「潰れっこない、上品、高収入」等々で、私などの一般平民には、望むべくもない「高嶺の花」でした。

しかし、マイナス金利時代が続いている昨今では、キャッシュレス化、タンス預金の影響による貸し出し原資不足などもあって、銀行経営もなかなか大変のようで、経営合理化が進められています。不採算支店の閉鎖、地方銀行の大幅統廃合などという「大なた振るい」がある一方で、「ATMの撤去」も進んでいるようで、この10年間で<6千台>が消えたそうです。購入費用が一台数百万円。維持費がなんと月30万円かかると言うことで、業界全体で年2兆円コストがかかるそうですので、使用時に「ただいまの時間手数料は無料です」などという表示が出ると、良心的な私(?)などは、申し訳ない思いに駆られてしまいます。

えっ!「銀行のことを心配する前に、『物流の抱えている諸問題』に目を転じなさい!」ですか。「貴重なご指摘ありがとうございました」。

著者プロフィール

小泉武衡

職歴
 元 寺田倉庫株式会社 取締役


1964年より「物流業」に携わり、変化する“各時代の物流”を体得するとともに、新たな取り組みとして「トランクルーム」や「トータル・リファー・システム(品質優先ワイン取扱い)」事業に力を入れてきました。さらに、営業・企画・渉外・広報棟ほか、倉庫スペースを利用した「イベント事業責任者」などを歴任し、旧施設の新たな活用、地域開発、水辺周辺の活性化に尽力してまいりました。

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