徒然日記

「レジ袋有料化」に思うこと

2020年12月2日

『徒然日記』 

 

私は、「HIMAGINE」を称しています。かって、ビートルズに心酔した時期があり、彼らが初来日したときに、当時の産経ホールに駆けつけました。そのようなことで、ジョンレノンの「IMAGINE」を良く聞いていました。「想像してごらん 天国なんて無いんだと・・・」で始まる歌詞が心に残りました。勝手な思いを書いていますが、彼は、1980年12月8日に、マンハッタン・ウエストサイド(セントラルパーク近く)にあるダコタハウス(自宅)の前で射殺されました。私は、ニューヨークに行った際に、この地を訪れて、彼を偲びました。6日後に、その日が訪れます。「節目の40年」です。

かようしかじかで私は「暇人」です。ローマ字的(?)には<HIMAIN>になると思いますが、「HなIMAINE」と言うことで、この表記を名乗っています。

何でそのようなことを書くのかですが、現在の「STAY HOME」で蟄居しているなかでの「暇人話」をしようと思っています。

ご存じ「レジ袋有料化」についてです。「外出は控えろ」のお達しの中で、唯一的に出かけるのが、近所のスーパーマーケットです。以前は、「レジ袋はいらない」と言うと「2ポイント」つきましたが、現在は、有料です。販売価格は1枚につき1円、2円、3円、5円であったり、サイズによってS・Mが2円、L・LLが5円と金額が異なる場合があります。便乗というかこの際というのでしょうか、紙袋はそもそも有料の対象外でした。昔は、歩く広告塔的感覚で、2つも3つも持たされていましたので、時代の変化なのでしょうね。価格はそれぞれ違っていて、無料、10円、15円、30円、50円など、お店によってその価格が異なっているようですが、UNIQLOは「大・中・小いずれも10円」、我家近所のスーパーで、日本酒(1升瓶)を買った際に、「ビニールは22円、紙は50円」と言われました。

実は我家では、従来はこの無料レジ袋を、「ゴミ袋」として利用していました(そうされておいでの方も多いと思います)。世界で我が日本だけが可能であると言われている「分別収集」対応で大いに助かっていました。

このゴミの収集袋ですが、私の住んでいる横浜市では、特に指定は無いのですが、多くの市などでは「指定ゴミ袋」があるようです。調べてみましたら、高いところで「北海道帯広市135円」。中程度で「茨城県水戸市30円」、安いところで「静岡県沼津市6.5円」となっているようです。皆さんのところはいかがでしょうか。

指定の無い我が横浜市ですが、有料となると、簡単にレジ袋転用はできません。調べてみましたら、例えば【2リットルのペットボトルが3本入るレジ袋が「アスクル」で100枚350円(税込)、1枚あたり3.5円】だそうですので、スーパーで1枚3円(我がスーパーはこの価格)ならば、スーパーで買った方が良いということになり、「プラスチックの環境問題」にはあまり貢献していないように思います。

さらに脱線的に申しあげます。「レジ袋有料化」(もしくは「環境問題」に共鳴)に伴い、エコバッグ持参の方が増えたそうですが、その副産物というかその影響で、「エコバッグによる万引き」が増加しているというデータがあるようです。

そのことで思い出しました。ダイビングが趣味の私は、何度か、フィリピン・セブ島のオスロブと言う南の地域に行っていました。ジンベエザメ鮫の放し飼いで人気沸騰している地域です。10数年前の話ですが、その近くの田舎村に泊まっていましたので、何度か、買物のために西側隣りの島「ネグロス島のドマゲティ」に行きました。ところが、その地のスーパーマーケットでは、持参した袋類(リュックサックなども)は、一時預かり所に預けて、手ぶらで買物。終わった後に、預けた荷物を再び受け取って、買物した品物をその持参した袋物に収納するという流れでした。当時は、そんなことまでしないと信用できないのかという思いで、我が日本との、常識・公徳心との落差に優越感を覚えていましたが、今やまさに「ドマゲティ方式」の必要性が論じられているということです。事実、そのような対策を取っているスーパーが出てきていると聞いていますので、斜に構えて多少自虐的に申しあげると、我が日本国も「国際化」されてきていると言えると思います。

余談になりますが、別のスーパーです。皆さんもやっておいでだと思いますが、買物をする際に、ショッピングカートを利用します。ところが、きちんと置き場に返却をしないで、遠くの駐車場とか、階段下などに放置されているのをよく見かけます。それを防ぐための方策だと思いますが、このスーパーでは、並んでいるカートが鎖でつながれていて、100円を入れると、1台が外れて買物ができ、終わった時点で、再び鎖につなぐと100円が返ってくると言う仕組みになっています。「100円なんて問題じゃない」という方は、駐車場に放置されるでしょうが、50銭の重みを感じる事態が存在してきているときですから、100円は大きなプレッシャーになると思います。

その延長戦になるのでしょうが、「マイナポイント」は、理解できていません。「その優位性」のご教示をお願いいたします。

著者プロフィール

小泉武衡

職歴
 元 寺田倉庫株式会社 取締役


1964年より「物流業」に携わり、変化する“各時代の物流”を体得するとともに、新たな取り組みとして「トランクルーム」や「トータル・リファー・システム(品質優先ワイン取扱い)」事業に力を入れてきました。さらに、営業・企画・渉外・広報棟ほか、倉庫スペースを利用した「イベント事業責任者」などを歴任し、旧施設の新たな活用、地域開発、水辺周辺の活性化に尽力してまいりました。

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