徒然日記

成人式からの脱線

2021年1月20日

『徒然日記』 

 

今年の「成人式」は、1月11日<月曜日>でした。しかし、私の感覚では、「成人の日」は<1月15日>です。それがどうして変ったのかというと、【「国民の祝日に関する法律の一部を改正する法律」(平成10年法律第141号)によって「成人の日」および「体育の日」が、「国民の祝日に関する法律及び老人福祉法の一部を改正する法律」さらに(平成13年法律第59号)によって「海の日」および「敬老の日」が、それぞれ月曜日に移動した。 公務員や中規模以上の企業を中心に週休2日制が浸透したため、月曜日を国民の祝日とする事によって土曜日・日曜日と合わせた3連休とし、余暇を過ごしてもらおうという趣旨で制定された。】以上、お世話になっている <Wikipedia>さんからの受け売りですが、そういうことで【成人の日(1月第2月曜日)、海の日(7月第3月曜日)、敬老の日(9月第3月曜日)、スポーツの日(10月第2月曜日)以上「日本、ハッピーマンデー制度による」】となりました。

と言うことですが、そのことは置いておき「成人の日」の話をしたいと思います。

恥ずかしながら、私の「成人式」は、半世紀以上の昔でした。そのことで思い出したことを書かせていただきます。

「半世紀以上の昔」がばれますが、60数年前に私が20歳になった1月15日。当時私の住んでいた東京都の某・台東区では、成人式の式典はなかったと思います。「成人式の式典」が始まったのは、2歳年下の弟の代からのはずです。地元の浅草公会堂と言うところで「成人式」が行われ、彼らの仲間たちは、男性は背広、女性は晴れ着に着飾って、嬉々として出掛けていったのをうらやましく思っていました。

その恨みの(お門違い?)「浅草公会堂」は【客席数1,082名を誇る大ホール。このホールの大きな特徴は、歌舞伎や日本舞踊の臨場感あふれる舞台を演出する花道が設置できることです。公共施設としては、他に類を見ない本格的な舞台設備となっております。】(同:ホームページより)で、私は現在に至るまで時々様々な催しに顔出ししていますが、その都度「成人式のそれこれ」を思い出しています。

その成人式ですが、その後は派手になり、目立ちたがりやの若者達が、妙な出で立ちで暴れる会場があちこちに出現し、成人式は一時、自粛や中止となっていました。

その後の経緯として、成人式は粛々と行われているようですが、そうした中で、私の孫娘が昨年成人式を迎えました。私の子供達の成人式の時には、「来ないで!」と言われて、スナップ写真や記念写真を見た程度でしたが、現状視察を思い立って、地元の会場「横浜アリーナ」に出掛けてみました。

振り袖で着飾った20歳の成人女性が会場付近で三々五々集まってきていました。ネットで調べましたが、その「振り袖のレンタル料は「1万円から10万円ちかくまで」あるようです。正月の初詣も出来るシステムもあるそうですが、着付けは近くの美容院などでとなると、結構な出費となります。

その「我が孫娘」ですが、「20歳になったら、まずは私と乾杯しよう」と約束をしていたのですが、昨今の「コロナ騒動」で、未だに実現していません。「乾杯」ができる日の来ることを願い続けている毎日です。

今年の新成人は<124万人>で2年振りに増加したそうですが、横浜市は<36,853人>。我が都筑区は<2,556人>でした。隣家のお嬢さんが「成人式に行ってきました」と、嬉々として報告してくれましたので、無事に執り行われたと思います。

「成人式の話し」は以上で、ここからは余談になります。

私の住んでいる団地で、私は「ある委員会」の委員をしていますが、担当者が管理組合の月報に「報告書」を書くことになっています。理事長から「文語体で書いてください」という注文を出されました。私は<HIMAGINE>を自称していますので、調べてみました。

私が書いているこの文章は、いわゆる「です、ます調」①ですが、その他に「である調」②と「・・・だ。」と言う「だ調」③があるということでした。そして①は「敬体」で、②と③は「常体」と言うそうです。

かようしかじかで、私の書いている文章は、自分では「皆さんに話しかけているつもり」でいますので「敬体」。すなわち(現代仮名遣いでは“わ”を使う)、そういう場合に使う「敬語感覚の文体」で、文部科学省の「小学校学習指導要綱」には、かなりしっかりと「敬体」を使うように指導しています。中学校でも「敬語についての理解を深める」とありますので、日本の義務教育では「敬体」を使うことを入念に学ばせています。(にもかかわらず「身についていない人達」が沢山おいでですね)

そして、高校生になるとやっと『目的や場に応じて,言葉遣いや文体など表現を工夫して話したり書いたりすること』が要項に登場し、「常体」というものを体系立てて学ぶことになります。

確かに、ラブレターで「我は貴殿を愛しているのだ」では興ざめです。やはり「私はあなたを愛しています」でなければいけません。

反対に「被告人さんを死刑とさせていただきます」(敬体)ではなく、「被告人を死刑に処する!」(常体)でなければいけません。

以上かくかくしかじかですが、皆さんも「敬体」と「常体」を適宜使い分けてくださることをお勧めして、今回の話を「終わりとさせていただきます」(終りとする)。

著者プロフィール

小泉武衡

職歴
 元 寺田倉庫株式会社 取締役


1964年より「物流業」に携わり、変化する“各時代の物流”を体得するとともに、新たな取り組みとして「トランクルーム」や「トータル・リファー・システム(品質優先ワイン取扱い)」事業に力を入れてきました。さらに、営業・企画・渉外・広報棟ほか、倉庫スペースを利用した「イベント事業責任者」などを歴任し、旧施設の新たな活用、地域開発、水辺周辺の活性化に尽力してまいりました。

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