徒然日記

「音(オン)・商標認定判決」などに思うこと

2021年11月10日

『徒然日記』 

 

【マツモトキヨシ】という「音(オン)」を、商標として登録申請したことに対して、特許庁が「商標法で登録が制限される『他人の氏名にあたる」として認めませんでしたが、「マツモトキヨシホールディングス」が特許庁に取り消しを求めた訴訟で、知財高裁(知的財産高等裁判所。平成17年4月1日設立)の裁判長が、「一般的に『マツモトキヨシ』と聞いて連想するのは、氏名ではなく店名だ」と指摘し、請求を認める判決を言い渡しました。

さらに、「商標法の規定は、商標の発音と一致する人の利益を常に優先したものではない」と指摘。その上で、店舗数やCMの放映実績などを踏まえ、「マツモトキヨシ」の音を聞いた際の一般的な受け止めを考慮すべきだとしました。特許庁は「判決内容を精査し、対応を検討する」とコメントしていましたが、どうなるでしょうか。

私は「マツモト・キヨシさん」という知合いは残念ながらおりませんが、「マツキヨさん」には何度も出掛けています。

この「マツモトキヨシ」は、1987年にドラッグストアの展開を始めて以降、カタカナや英語のロゴマークなどを商標出願して認められてきました。

そのことから思い出しました。かって、勤務先で「英語2単語の新サービス名」の商標登録申請をしましたが、「二つともどこにでもある普通の英語」ということで却下されました。

それでは「トヨタ」「ホンダ」「スズキ」はいかがかと尋ねたところ、「その名前からは『人名』より先に『自動車』をイメージする。そうした努力をして『その申請2単語を聞いたときに、まずその“新サービス”を思い浮かべる』というくらい知れ渡らせてからいらっしゃい」と言われました。「商標登録」はダメでしたが、そのサービスはお陰様で「大繁盛」しています。

因みに、私の知人に「豊田」「本多・本田・誉田」はおいでです。「鈴木」は「多い苗字日本No.2」で、180万人だそうです。私の知合いでも大勢いらっしゃいます。その名前からは、私も、まずは「知人」を思い浮かべます。だからといって【「松本清」「松本潔」など全国の「マツモト・キヨシさん」の人格権の保護】などという大げさなものまでには、思いがいきません。

因みにわが「小泉」は、順位199番<10万5千人>だそうです。同姓の有名人がいらっしゃいますが、残念ながら姻戚関係はありません。

話は戻りますが「スズキ」で43年間経営のトップを務めてこられた鈴木修元会長は気さくな方で、何度かお目にかかっていますが、わたくしの「ため口」を笑顔で受け止めてくださっておいでの人格者です。しかし、そのようなキャリアの方でも、「鈴木さん」とお声かけする時に思い浮かべるのは「まずご本人」ですので、「知的高裁」の判断に対しては、「どちらを思い浮かべても良いじゃん!」と思っています。いかがなものでしょうか?「鈴木さん!」。

さらに、知財高裁関連で申しあげますと、私は何度も利用している「ユニクロ」の「セルフレジ」があります、はじめは戸惑いましたが、なかなかの優れものです。「たいしたものだ」とその都度感心していますが、その仕掛けは「RFID読取装置」にあるそうです。

その装置をはじめに考えたという、従業員100人の中小企業が、特許を侵害して、無断で装置を作り使用していると、世界一の「ファーストリテイリング」を「特許侵害に基づく差し止め処分」の申し立てを行いました。それに対して「ファーストリテイリング」側は、先に特許出願して権利化した原告会社に対して、特許無効で対抗して、東京地方裁判所から「知的高裁」に回され、特許無効は取り消して「特許庁で最終結論が出される」と言うことになりましたが、「ファーストリテイリング」が最高裁に上告しましたので、このややこしい裁判での、結審はさらに先になると思いますが、高みの見物側(当事者には大変申し訳ありませんが)としては、大変勉強になっています。

と・・・ここまで書いて、忘れていたことを思い出しました。それは、会社勤めをしていた当時、「定形文書箱」を作って、「1箱いくら」で個人の方から預かるシステムを作ろうと提案しましたが「手間がかかって採算がとれない」と大反対されましたので、「私が責任を持ってやります」と宣言をして始めました。本を預かるのだから「ホン・パック」と言うネーミングにしました。「これで商標登録をしよう」と申し出ましたが、これも反対されましたので、「10万円」自腹を切って登録しました。その結果、書籍や資料の保管に困っておいでの方が沢山いらっしゃり、大学の有名教授、人気作家、芸能人の方から一般の方まで、多くのお得意さんができ、「厚顔無恥」の性格から、有名人の方何人もとの交友関係が出来ました。

そして最近、元の勤務先の担当者から「この商標登録を譲ってください」との申し入れがありました。「今頃に何言ってるんだ。こんちきしょ~め!」と思いましたが、そこは人格者の私(?)です.あっさり譲りました。「10万円は良いよ!」。なんと太っ腹!?(その後、「惜しかったな」と反省しましたが!?)

これだけの人格者ですから、コロナにも感染せず、豊かな余生を送れると思っています(関連性なし)。そのための対策として、大枚払っての『人間ドック検査』(30数年間継続)と、<2,300円>払っての『インフルエンザ予防接種』を受けました。

「コロナ」は、どのような展開になっていくのでしょうか?

皆様も「何卒お元気で」!

著者プロフィール

小泉武衡

主席研究員

職歴
 元 寺田倉庫株式会社 取締役


1964年より「物流業」に携わり、変化する“各時代の物流”を体得するとともに、新たな取り組みとして「トランクルーム」や「トータル・リファー・システム(品質優先ワイン取扱い)」事業に力を入れてきました。さらに、営業・企画・渉外・広報棟ほか、倉庫スペースを利用した「イベント事業責任者」などを歴任し、旧施設の新たな活用、地域開発、水辺周辺の活性化に尽力してまいりました。空き倉庫の有効活用については、弊社にご一報ください。

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