インタビューリレー「物流企業はいま!」

乗務員不足、定着率アップで努力 / トラックショーはトラックの優しさをPR

物流企業トップに聞く ~物流企業はいま!(3)~
ILRS-NEWS Vol.400

 

株式会社丸総 橋口武俊 会長

― 御社にとっていま最も重要な経営課題は何か。

(橋口会長)先ずは人員不足、とりわけ乗務員不足が当面の最大の課題だ。前期に11台、今期16台の車両を購入して、乗務員が採用できる間に増車しようと目論んでいたが、考えていたより早く採用困難な状況が到来した。計画が頓挫する上に、入社しても早期退職者が続出する事態に、面接時に口頭だけでなく紙面でもって条件等を分かりやすく詳細に示し、入社後、面接時説明との差異をなくした。同乗試運転時には同乗者の人材を選別して懇切丁寧に指導を行い、定着率を上げることに苦心した。定着率を高めることこそ働き方改革の是正で、生産性を高めることに即決するものと確信している。募集広告だけではこの難局を打破できず、会社説明会を開催したところ、予想外の参加者を得て採用ができ増車計画に支障がなくなった。

二点目は、運行時間の問題をいかに乗務員に説明してコンプライアンスを厳守するかだ。また、新卒者を毎年1人ずつ確保しているが、若い人は運送業の仕事に危なさを抱いている。解消策として社員旅行や家族との交流を行い、運送業に理解を深めてもらって決して危険な仕事でないことをアピールしている。

― 昨年の運送約款の改定に対して御社はどのように対応したか。

(橋口会長)乗務員不足が見込まれ、積み卸し、荷待ち、卸し待ちなど何とかしなければならない問題だが、行政やトラック協会がとりあげてくれたので、荷主には話し易くなった。荷主には絶えず接触して、理解を得られるようこまめに話をしているが、感触としては改善に向かっている。この問題は元請が率先して取り組まねば改善しないと思う。

― ジャパントラックショー2018に期待することは。

(橋口会長)一般社会にトラックの需要性やすばらしさ、優しさなどをわかってもらえるよう、PRしていただきたい。社会ではトラックは怖いもの、危ないものと誤解される面もあるが、いまは性能、機能性も格段に進化して安全性がますます増し、トラックは昔のように怖いものでなく優しいものになってきた。大型トラックの乗務員は運転中に無理しないばかりか、必ず譲ってあげる優しい運転を励行している。運行もGPSその他で管理され、どこで何をやっているかが一目瞭然で分かる状況になっている。今は、トラックは怖いものでなはく安全なものであることを、この機会に宣伝してもらいたいと願っている。
(聞き手:葉山明彦)


株式会社丸総
静岡県榛原郡吉田町神戸3075-1

代表取締役会長 橋口武俊
ホームページ  http://marusoh.net/

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