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ニチレイロジ20年度計画 国内外で拠点拡充 中計目標据え置き

Daily Cargo  2020年5月25日掲載

 

ニチレイロジグループ本社は今期(2021年3月期=20年度)、国内外で物流センターの新設・増床を控える。海外では、フランスでルアーブル、リヨンの倉庫を増床するとともに、中国・上海で新拠点が稼働する。また、タイ・バンコクで2期棟の建設を進める。今期は3カ年のグループ中期経営計画の2年目に当たる。新型コロナウイルスの影響で、売上高は当初計画を下回る予想だが、利益はコスト削減などにより上振れを目指す。最終年度の経営目標は据え置いた。

今期は売上高2095億円、営業利益116億円の見込み。新型コロナウイルスの世界的感染拡大で、売上高は中計当初計画を89億円下回るものの、利益は2億円の上振れとなる見込み。効率化とコスト管理の徹底で減収影響を吸収するとしている。最終年度の来期は売上高2270億円、営業利益127億円で据え置いた。今期のコロナ影響については、外食向け冷凍食品の荷動き停滞、欧州・中国事業の物量減少が見込まれるとしており、家庭用商材の取り込みで収益の維持拡大を図るとした。

海外では、フランスでルアーブルとリヨンの倉庫を増設する。ルアーブル港湾への輸入貨物やリヨン近郊の産地貨物などの旺盛な保管需要獲得を目指す。また、増設に合わせて運送機能を強化し、拠点間幹線輸送やパリ近郊の運送需要獲得を図る。中国では、顧客の増店計画に対応して上海に新設した三温度帯施設「上海第二(青浦)センター」が5月に稼働。上海地区では3拠点目となり、既存のコンビニエンスストア向けの業務に加え、新規物流需要の取り込みも進める。

そのほか、タイ・バンコクで来年1月の稼働を目指し、二期棟倉庫の建設を進める。増床とともに急速凍結や解凍庫といった流通加工設備などの付帯設備も充実し、卸・流通小売系の 新規顧客の獲得にもつなげる。また、マレーシアでは直近で新設したジョホール倉庫(19年11月稼働)、ペナン倉庫(20年1月稼働)と既存のクアラルンプール倉庫を結んだ、ネットワークビジネスの拡大を狙う。

国内では、4月に稼働した名古屋みなと物流センターの活用を図り、名古屋エリアのカテゴリー化と冷食物流の共同化を進める。また、来年3月には本牧物流センターの稼働も控える。山下埠頭の再開発に伴って閉鎖予定の山下物流センターの代替拠点として開発するものだが、庫腹も約7500トン増強し、需要の取り込みを図る。


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