大和ハウス工業 アジアの物流施設対象にREIT組成
Daily Cargo 2021年12月1日掲載
大和ハウス工業は11月26日、子会社のダイワハウス・アセットマネジメント・アジアがアジアの物流施設などを投資対象とする不動産投資信託(以下、REIT)「ダイワハウス・ロジスティクス・トラスト」を組成したと発表した。同社で資産運用にかかる業務を行い、大和ハウス工業は今後の物件取得などを支援する。同日、シンガポール証券取引所に上場した。
同REITはアジアの物流施設と事業施設を投資対象とする。取得資産規模約805億円。日本では大和ハウスグループの既存REITやファンドなどがカバーしない借地物件や地方物件にも投資できる。
大和ハウス工業は、これまで国内各地で300棟以上の物流施設を開発してきた。海外では、ベトナム、マレーシア、インドネシア、タイといった東南アジア各国で物流施設などの開発と運営を行っている。また、グループでは「大和ハウスリート投資法人」「大和ハウスグローバルリート投資法人」「大和ハウスロジスティクスコアファンド」など国内不動産を中心に資産総額約1兆7000億円のファンドを運用している。
ダイワハウス・ロジスティクス・トラストの上場により、東南アジアでの開発事業とファンド事業の両立を目指し、今後の同社グループの事業展開につなげる。
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