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UPS ワクチン10億回分輸送

Daily Cargo  2021年12月16日掲載


UPSは13日、新型コロナウイルス用ワクチンをこの1年で10億回分輸送したと発表した。米国外ではパートナーのネットワークも通じて4500回輸送したという。全体の定時配送率は99.9%で110カ国・地域に輸送。世界3カ所にある24時間365日体制のUPSヘルスケア・コマンド・センターでは世界中のワクチンの動きを予測、管理し、予定通りの配達を実現。異常気象などのリスクを軽減する危機対応計画やソリューションを提供している。

同社の最高セールス&ソリューションズ責任者兼UPSグローバルヘルスケアのバイスプレジデント、ケイト・ガットマン氏は、「当社社員は新型コロナとの闘いに不可欠な存在であり、重要な医療サービスへの公平なアクセスを提供している。このような偉業を成し遂げることができたのは、当社のグローバルネットワークで働くすべての人々が、パートナーや顧客と力を合わせてワクチンの輸送を加速させ、地域社会の安全を確保するために、耐ゆまぬ努力を続けてきたからだ」と述べた。

子会社のUPS ヘルスケアは約500のトレードレーンのマップを作成し、1360トン以上のドライアイスを使用して輸送した。同社プレジデント、ウェス・ウィーラー氏は「当社は新型コロナ用ワクチンのグローバル輸送をけん引しているが、それを支えたのは比類なき情熱で業務にあたる当社社員、また、当社のグローバルロジスティクス能力および専門知識だ」とした。


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