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IoT活用で荷役作業を可視化 三菱ロジスネクストなど3社

Daily Cargo  2023年4月19日掲載


三菱ロジスネクストと島津製作所、NTTデータは13日、3社が協業で実用化を目指すIoT(モノのインターネット)を活用した荷役作業の可視化について、実証事業の成果を発表した。実証期間は昨年8月~今年3月。三菱ロジスネクストがフォークリフトの挙動データ、島津製作所がトラックとフォーク荷役機構の油圧データ、NTTデータがフォークリフトの荷重計画像データを担当し、分析を進めた。

実証内容は、IoTユニットを搭載したウイング車やテールゲートリフター車の挙動データの収集、センサーを装着したフォークリフトの荷重情報や挙動データの取得、ウェアラブル端末を装着したドライバーの「荷役」「運転」「休憩」の行動識別や負荷状況の計測など。

これまでドライバーの自主申告に任せていた荷役作業が可視化されたことで、集配先との協同での作業環境改善や、過積載の防止、車両の突発故障の未然防止などの効果が見込まれるという。「今回の実証により得られた知見を生かし、1日も早い社会実装に向けて取り組みを加速していきたい」(三菱ロジスネクスト)。


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