ボーイング/カタール航空 広胴機最大210機の歴史的大型契約を締結
Daily Cargo 2025年5月16日掲載
ボーイングとカタール航空(QTR)は14日、ワイドボディ(広胴機)最大210機の受発注契約を結んだことを発表した。内訳は、787ドリームライナー合計130機(非公開顧客としてすでに発注済みの10機分を含む)および777-9型30機。これに加え、50機分の787および777Xを対象とするオプション権を行使できる。両社にとり、一度に契約する広胴機数として過去最大の、歴史的な規模の取引が成立した。
米ドナルド・トランプ大統領とカタールのシェイク・タミーム・ビン・ハマド・アール・サーニ首長が立ち会う中、ボーイングおよびQTR両首脳による調印式が行われた。
QTRグループのバドル・モハメド・アル・メール最高経営責任者(CEO)は「当社史上最大規模の航空機発注で、ボーイングとのパートナーシップを発表できることを嬉しく思う。国際航空業界で、最もクリーンで、最も若く、最も効率的な機材に投資する方針を持つ当社にとり、重要なステップだ。2年連続で記録的な業績となり、ボーイングとこの歴史的な契約を結ぶ。われわれは単に規模を追い求めるのではなく、比類のない製品と顧客体験を提供し続けることができる強さを築いている。ボーイングと共に、スマートに成長し続ける未来を楽しみにしている」などとコメント。
ボーイング民間航空機部門のスファニー・ポープ社長兼CEOも「QTRからの記録的な受注を大変光栄に思う。市場を牽引する当社のワイドボディ機を中心に据える、QTRの将来のフリートを確固たるものにする。当社のチームは、QTRの次の10年に向け、787および777を製造することを楽しみにしている」と喜びを示した。
国際物流のニュースを毎日お届け!
⇒ http://www.daily-cargo.com/
