エジプト進出、追加拠点開設も　スキャングローバル

Daily Cargo  2025年10月8日掲載

北欧系物流企業のスキャングローバルロジスティクス（スキャングローバル）は6日、エジプトへの進出を発表した。これまで代理店を通じてサービスを提供していたが、新たに現地法人を設立し、成長市場での需要取り込みを図る。本社はカイロに置いた。今後半年から1年の期間で、追加拠点の開設も予定しているという。

エジプトへの進出でMENAT地域（中東、北アフリカ、トルコ）におけるプレゼンス強化につなげる。同社は既にサウジアラビア、アラブ首長国連邦（UAE）、トルコに進出済み。エジプトでは、陸海空のフォワーディング、プロジェクト貨物、保管・配送、通関などの総合物流サービスを提供する。

同社によると、エジプトの物流・倉庫市場は2023年時点で1100億エジプトポンド（約3480億円）の規模と推定されており、今後も堅調な成長が見込まれているという。需要拡大に加え、アフリカ、欧州、中東を結ぶ交差点にあり、スエズ運河を有するなど、東西交易ルート上の物流拠点として戦略的価値が高いことから進出を決定。現地業務を直接コントロールできる運営体制を確立するとともに、コンプライアンス順守やサービス品質維持を図るとしている。

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