ルフトハンザカーゴ／スイスインターナショナルエアラインズ 新たな戦略的提携、連携を深化

Daily Cargo  2025年12月4日掲載

ルフトハンザカーゴ（LCAG）およびスイスインターナショナルエアラインズ（SWR）貨物部門は2日、貨物事業における新たな戦略的提携を開始すると発表した。両組織はそれぞれのブランドと強みを維持しつつ、航空貨物業界と世界貿易における継続的な変化をリードするため緊密に連携。今後数カ月で、さまざまなコマーシャル、オペレーション面でシナジー効果を創出し、統一的な市場アプローチなどによる顧客対応の一元化を図るとしている。

両ブランドの独自性を維持しつつ、それぞれの強みを融合させ、より明確で包括的な製品・サービスポートフォリオを提供する考えを示す。両社が提供するサービス範囲、貨物フローや運営手順を調和させ、単一のITプラットフォームを活用し、顧客やパートナーにとっての利便性などメリットを創出する。

LCAGの貨物便および旅客便による広範なネットワークや、業界で先駆者的存在にある同社のデジタル・ソリューション、世界130地点超に旅客便を乗り入れるSWRのベリースペースの輸送力などそれぞれの強みを組み合わせた相乗効果に期待する。

日本では、2023年11月以来、ルフトハンザグループ傘下のルフトハンザ・ドイツ航空（DLH）、オーストリア航空（AUA）およびSWRとLCAGが運航する便の貨物スペースについて、SWR、LCAGそれぞれが発行する航空貨物運送状（AWB）プレフィックス番号を使うクロスブッキング（相互予約）サービスを展開している。

国際物流のニュースを毎日お届け！
⇒　http://www.daily-cargo.com/