世界コンテナ主要港 25年1~9月は上位10港がプラス
Daily Cargo 2026年1月23日掲載
世界の主要港湾のコンテナ取扱量が好調に推移している。港湾当局などが公表したデータによると、2025年1~9月の上位10港のコンテナ取扱量はいずれもプラスとなった。25年前半は米国による関税の影響などを懸念した前倒し出荷需要もあり、好調だった。一部の港湾は後半にかけて減速したが、1~9月時点では依然としてプラスで推移している。また、1位の上海港、2位のシンガポール港、3位の寧波舟山港は25年通年実績で過去最高を更新している。
各国政府や港湾当局などが発表した、主要港湾の25年1~9月期のコンテナ取扱量を本紙がまとめた。上位10港の顔ぶれは変わらなかったが、順位変動に関しては、天津港が釜山港を抜き、7位に浮上した。
1位の上海港は堅調に伸び、1~9月時点では6.2%増の4154万TEUとなった。通年では6.9%増の5506万TEUとなり、過去最高を更新した。2年連続で5000万TEUを突破し、16年連続で世界一になったようだ。
2位のシンガポール港は1~9月時点で8.1%増の3321万TEUとなり、通年では8.6%増の4466万TEUとなった。過去最高を更新し、2年連続で4000万TEUを上回った。
3位の寧波舟山港は1~9月累計で10.0%増の3247万TEUとなり、上位10港の中では最も伸び率が高かった。通年では約4300万TEUとなり、過去最高を更新した。
4位以降の港湾も軒並み増加した。このうち、天津港は3.2%増の1893万TEUとなり、7位に浮上した。中国港湾が上位10港のうち6港を占めた。韓国の釜山港が8位、中東のドバイ港が9位だった。東南アジアではシンガポール港が2位、マレーシアのポートクランが10位となった。
11位以下のコンテナ港湾の1~9月実績をみると、欧州のロッテルダム港が3.0%増の1074万TEU、アントワープ-ブルージュ港が1.6%増の1032万TEUと伸びた。アジアではマレーシアのタンジュンペラパス港が好調に推移した。13.2%増の1041万TEUとなり、2ケタ増となった。同港はマースクとハパックロイドのジェミニ・コーポレーションがハブ港として活用しており、トランシップ貨物を中心に大きく伸びている。
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