徒然日記

「イグノーベル賞」と「独創性」

2019年1月23日

『徒然日記』 

 

正月気分がまだ抜けませんので、「“バカバカしい”と思われるかもしれない話」をさせていただきます。しかし、「あなたの話は何時だって“バカバカしい”」と切りかえされると、返す言葉がありませんが、寛容なお気持ちでお許しください。

「次世代型倉庫業・・・」の講義で紹介したのですが、テレビで良くお見かけする、脳科学者の中野信子先生(なんとIQ148とか!)が、こんな話をされておいででした。

【人間は、気持ちを安定させ、安心感を覚え、やる気を起こさせる<L遺伝子(セロトニンが多量にある)>と、恐怖心や不安感を抱かせやすい<S遺伝子(セロトニンが少量)>を持っているが、その量をコントロールしているのが「セロトニントランスポーター」と言われるたんぱく質である。日本人は、この数が少ない人の割合が、世界で一番多い。つまり『世界一不安になり易い民族である。】ということです。それでは「日本人の何%が<L型>かというと、僅か<3%>で、残りの<97%>の人は「不安に陥り易い<S型>である」そうです。因みに、アメリカ人の場合は<32%>(日本人の10倍以上)の人が<L型>だとか。その一例として、アメリカの大学で行われたある調査によると、教授になった人に、「あなたは同僚の教授たちよりも優れていると思うか」と聞くと、なんと94%の人が「Yes」と答えたそうです。この自信の源は「セロトニントランスポーター」なのです。

この話を、披露した後、私は「しかしながら・・・」と続けました。それは、このような話です。【2016年に“アドビ社”が、『先進5カ国の<5000人>を対象に行った調査結果によると、①「自分は“独創的”だと思っているか?」に対して、<Yes>と答えたのは、『ドイツ人:57%』、『米国人:55%』、『英国人:41%』、『フランス人:40%』であるのに対して、わが日本人は僅か<13%>(突出して少ない)でした。②「それでは、“もっとも独創的な国はどこか」に対しては、「日本」という答えが<34%>で、堂々の<第一位>だった』】という内容でした。

ここで、やっと“表題”に入ります。

今年、本庶祐(ほんじょ・たすく)京都大高等研究院特別教授(76)が、2018年ノーベル医学生理学賞に決まり、日本のノーベル賞受賞者は計26人となったことは、記憶に新しいところですが、その前に「イグノーベル賞」受賞のニュースがありました。【イグノーベル賞(英: Ig Nobel Prize)は、1991年に創設された「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる研究」に対して与えられるノーベル賞のパロディーである<Wikipedia>】。ということですが、なんと、日本人は、1992年から21年にわたって、24部門で受賞(最近の12年は連続)しています。

ご存じだと思いますが、昨年は9月に、長野県駒ケ根市の昭和伊南総合病院に勤務する堀内朗医師が、医学教育賞を受賞されました。受賞理由は「座位で行う大腸内視鏡検査―自ら試してわかった教訓」(朝日新聞デジタル)ということで、【大腸がん検診などで受ける内視鏡検査は、通常は横に寝た状態で肛門から管状の内視鏡を体内に入れていく。しかし、堀内さんは、座った姿勢で大腸の内視鏡検査を受けると苦痛が少ないことを自ら試した。イスに腰掛けて少し股を開き、口径の小さな内視鏡を自分の肛門にゆっくり入れてみたところ、「驚くほど容易にできた」】という内容です。

近年における、日本人の受賞テーマを一部羅列してみますと、「パンダのふんから取り出した菌を使って生ごみの大幅な減量に成功した功績」「タマネギを切ると涙が出る理由を解明」「オペラでマウスが延命するとの研究結果」「『バナナの皮はなぜ滑る』を解明」「キスでアレルギー患者のアレルギー反応が減弱することを示した研究に対して」等々が受賞内容ですが、私は「股のぞき効果の研究」(前かがみになって股の間から後ろ方向にものを見ると、実際より小さく見える)を試して実感しました。“股のぞき”というと「天橋立“股のぞき”飛龍観」が有名ですが、当時私は、龍に夢中で「小さく見える」とまでは感じていませんでした。

それ以前では、「夫のパンツに吹きかけることで浮気を発見できるスプレーを開発した功績に対して(1999年)」がありましたが、ドキッとされる方がおいでではないかと思います!?

最近「ヤッホーブルーイング」が、【後輩に武勇伝の話しを聞かせている先輩に対して、ブレーキの風を吹かせる<先輩風一号>という<扇風機>を開発し、先輩に気付かせることで懇親会を和やかにする】いう<IT系発明>の話を聞きましたが、この“すぐれもの”などは、まさに「イグノーベル・ぴったし」だと思います。

折角ですので、つけ加えます。この授賞式のメーン行事は、受賞者による<1分間スピーチ>にあるのですが、時間を超えると8歳の女の子が登場して「もうやめて、私は退屈なの」というセリフを連呼するのが「売り物」だそうです。「8歳じゃないとダメ!」の理由が「イグノーベル的」なのですが、字数の制限上省略します。日本だったら、チコちゃん(5歳)に「ぼ~っと生きてんじゃねえよ~!」とドスを効かされるところでしょうか。

ということですが、皆さんご自身は「独創性」有りと思われますか?「それじゃあお前は?」と言われそうですが、そのご判断は皆様にお任せします。自分としては「独“走”性」の方なら自信があります。

ということで・・・、今後とも「独走性」をお許しください!

著者プロフィール

小泉武衡

主席研究員

職歴
 元 寺田倉庫株式会社 取締役


1964年より「物流業」に携わり、変化する“各時代の物流”を体得するとともに、新たな取り組みとして「トランクルーム」や「トータル・リファー・システム(品質優先ワイン取扱い)」事業に力を入れてきました。さらに、営業・企画・渉外・広報棟ほか、倉庫スペースを利用した「イベント事業責任者」などを歴任し、旧施設の新たな活用、地域開発、水辺周辺の活性化に尽力してまいりました。空き倉庫の有効活用については、弊社にご一報ください。

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