徒然日記

「山の日」からの脱線

2019年7月31日

『徒然日記』 

 

1月ほど前の「徒然日記」で、「海」のことを書きました。8月11日(日)は「山の日」です。公平を期すために!?「山」のことを書きます。

恥ずかしながら白状しますと、私は山らしい山にあまり登ったことがありません。それとは反対に、私と同年代の北海道の某物流会社の前社長は、かの「日本百名山」を踏破され、さらに「再度百名山」にチャレンジされておいででしたが、残念ながら道半ばで亡くなられてしまいました。

そのようなことで、私は「百名山」は片手で数えられるほどしか登っていません。それも、「筑波山」とか「阿蘇山」くらいで、富士山は、遠くから眺めるのみです。その代わりというか、私の生まれ育った地域に「小野照崎神社」があり、富士山から運ばれた溶岩で作ったとされる「富士塚」があって、毎年6月30日と7月1日が「お山開き」(通称「おふじさん」)で、この二日間のみ登拝可能です。かの、渥美清さんが売れない頃に、当神社で願掛けをしたところ、直後に「男はつらいよ」の大役が回ってきたというエピソードがあり、願掛けに訪れる芸能人が大勢おいでだそうです。地元では「おのてるさん」と呼んでいますが、本来は「小野篁(たかむら:学問の神)」を主祭神とし菅原道真をも祀る神社ですので、私は「頭が良くなりますように!」と、毎年のようにお願いしていましたが、残念ながら寅さんと違って、未だに御利益にありついていません。「湯島天神」や「太宰府天満宮」にも詣でていますが、①それでもまだ努力が足りないのか、②根本的な<IQ>不足によるものなのかが分かっていません。残念ながら、多分“後者②”なのだと思い、神様のせいにはいたしません。

そのご本家「日本一の富士の山」は<3,776m>ですが、そもそも「<山>って何なんだ?」の“定義”となると、日本では【国土地理院が山と認めているのが必須】のようですが、肝心かなめの「国土地理院」さんは「山の厳密な定義はありません」とおっしゃっておいでのようです(無責任!?)。

そこで思うに、高い山でしたら、「山だよな!」とガッテンできますが、低い方となると「判定」が難しいですよね。それに対して、一応、国土地理院は<山>と認定している条件としては、【1.地元の住民が昔から山と呼んでいるか。2.地元の自治体などが公式名称としているか。3.国土地理院が記載してもよいと判断するか】というこの3点が重要な条件だそうです。でも、「厳密な定義はありません」とおっしゃっておいでの方が「記載しても良いと判断する」って、どういうことなのでしょうか。

そうしたご見解を頭に入れて「ちょっと面白いじゃないか」ということで、国土地理院発行の地形図に記載されている日本一低い山ランキングをのぞいてみたところ、つぎのようになっていました。それによりますと・・・、

第1位 「日和山(ひよりやま)標高3m」

場所は宮城県仙台市宮城野区蒲生にある山で、一時は大阪の天保山に日本一低い山の称号を譲ってしまい、案内看板には【日本一低い山】から【元祖日本一低い山】に書き換えられていたそうですが、しかし2011年の東日本大震災により津波や地盤沈下の被害にあい、一時は山が無くなったと報道までされましたが、国土地理院の調査により「標高3mの山」と再認定され、再び王者に返り咲いたということです。しかし、日和山は築山(つきやま)、人工的に作られている山です。 

そして、第2位 天保山(てんぽうざん)標高4.53m

場所は大阪市港区天保山公園内にある山です。天保山は天保年間(1830~43)に安治川を改修したとき、泥あげした土砂を積み上げてできました。当時ここに高灯籠(灯台)を設け、入港船の目印としたため「目印山」と名づけましたが、天保年間につくられた事から、その周囲の地とともに天保山と呼ばれるようになりました。高度経済成長期に地下水のくみ上げにより1971年~1977年の6年程で7.1mあった標高が地盤沈下により4.7mまで下がって、一時は地形図から山名が消されていましたが、地元の方々の要望によって1996年に国土地理院に再登録され、日本一低い山に認定されました。ところが、「日本一低い山絶対王者」として一時期は君臨してきた天保山でしたが、日和山が“日和った”せいで、王者の座から転落してしまいました。

そしてそして、第3位 弁天山(べんてんやま)標高6.1m

場所は徳島県徳島市方上町にある山で、この弁天山は、正真正銘、自然にできた山で、山頂には厳島神社という小さな祠(ほこら)が祀られており、「とくしま市民遺産」に選定されています。

そこでですが、そういうことであれば、我が地元「おのてるさんのお富士さん」も首位争いに加われそうに思いますが、国土地理院さん!いかがなものでしょうか。

そういえば我が地元上野の山(正式名称:上野恩賜公園)に「すり鉢山」があります。1500年前に作られた古墳だそうですが、<標高24m>ですから、ベストテン入りは無理そうです。この山の上には、かっては五條天神社があったそうで、こちらも「菅原道真公」ゆかりの神社で、何度も出掛けている身としては、「御利益が無いのは、やっぱり<IQ>不足」と結論づけました。

番外。前述「小野照崎神社のおふじさん」は、高さ約5m(直径約16m)ですから、ベスト3に入れる資格は備わっていると思いますが、「なんでそうじゃないの?」を『国土地理院』に、聞いてみたくなりました。ご関係筋の方おいででしたら、お教えください。

著者プロフィール

小泉武衡

主席研究員

職歴
 元 寺田倉庫株式会社 取締役


1964年より「物流業」に携わり、変化する“各時代の物流”を体得するとともに、新たな取り組みとして「トランクルーム」や「トータル・リファー・システム(品質優先ワイン取扱い)」事業に力を入れてきました。さらに、営業・企画・渉外・広報棟ほか、倉庫スペースを利用した「イベント事業責任者」などを歴任し、旧施設の新たな活用、地域開発、水辺周辺の活性化に尽力してまいりました。空き倉庫の有効活用については、弊社にご一報ください。

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