徒然日記

「新型コロナウィルス」考

2020年3月4日

『徒然日記』 

 

この原稿を書いている時点で,我が国における「新型コロナウィルス感染者数」は242人、 亡くなった方5人(別途、「ダイアモンド・プリンセス号」での感染者705人、亡くなった方6人)と報じられています。

世界的に見ると、確認された国と地域は57で、約8.6万人(中国約8万人、韓国3,150人)、死者数約3千人と言う数字が出ています。

そのことに思いを馳せている内に気づきました。かって、世界中を震撼させた「インフルエンザ」がいくつもありました。

<その①>は「スペインかぜ」です。1918年(大正7年)に発生したとありますので、この長老者といたしましても、生まれる遥か昔の話です。流行源はアメリカ合衆国でしたが、感染情報の初出が「スペイン」であったために、今日に至るまで、この呼び名が使われています。スペインの方は、「大変に迷惑をしている」とおっしゃっておいでですが、私は「スペイン」から思い浮かべるのは「闘牛」「フラメンコ」「サグラダファミリア」などで、「カゼ」をまったく思い浮かべませんので、ご安心ください。

当時は第一次世界大戦(1914~1918年)のまっただ中でしたが、記録によると、感染者は5億人以上、死者は5千万人~1億人といわれています。当時の世界人口は18億~20億人といわれていましたので、全人類の3割近くが感染したということになります。

我が大日本帝国を見ると、当時の人口5千5百万人に対して、39万人が死亡(米国では50万人)したということですので、当時の2倍の現在の人口から考えると、80万人ほどの方が亡くなっているという数字になり、現在のように、時々刻々、世界からのニュースが報じられていたならば、国がひっくり返ってしまうほどの大騒動になっていたと思います。その5年後の大正12年に「関東大震災」が発生しました(被災者190万人、死者および行方不明者10万5千人)。文字通り「国がひっくり返ってしまった」ということです。

この「スペインかぜ」の際には、感染者が最も多かった高齢者は、基本的にほとんどが生き残った一方で、青年層では、大量の死者が出たそうで、このことが「第一次世界大戦」が終息に向かった原因であったともいわれていました。

<その②>は「アジアインフルエンザ」です。「アジアかぜ」「A香港型」とも呼ばれています。1957年(昭和32年)に流行した新型インフルエンザで、「世界での死亡者は約100~200万人、日本での感染者は約300万人、死亡者約5,700人」という記録が残っています。

そして<その③>が、「香港かぜ」です。1968年(昭和43年)から翌年にかけて、少なくともおおよそ50万人が亡くなったと考えられています。日本では13万人が感染し、1千人が亡くなっています。アメリカでは500万人の感染者が出ており、3万3千人人が亡くなったといわれています。

その後、1977年に「ソ連風邪」が流行、以後「H1N1型」などさまざまなイ型のインフルエンザが発生し、今回の「新型コロナウイルス」(日本の厚生労働省ではこう呼んでいますが、ICTV(国際ウイルス分類委員会)によってSARS-CoV-2と命名されている)へとつながってきています(と思いますが?)。

ということころで、話しをもとに戻します。

実は私は、この原稿を我が家のパソコンで書いています。外出したいのですが、たまに咳をしたりクシャミが出たりしています。花粉症の季節には、毎年起きている現象なのですが、まだ、「コロナウィルス」の「コの字」もなかった頃、電車の中で鼻を「くしゅん」とさせたところ、隣の人があわてて席を立って、遠くの方に移動しましたので、「今だったら.大変だろうな?」という気がして、外出はなるべく控えています。

今回の「新型コロナウィルス」の発祥地は「中国の武漢」で、当初は「人から人への感染は無い」といわれていましたが、「人から人への感染」で、感染者が増えてゆきました。「ダイアモンド・プリンセス号」では、2月1日に香港で下船したひとりの乗客がその5日前に「新型コロナウィルス」に感染していたことに端を発していました。

さらに、1月18日における、屋形船での新年会、参加者80数名のうち、発症者8名などは、その時と、その感染経路が分っていましたので、「君子危うきに近寄らず」の心得で、感染を回避できましたが、その後の報道によれば、新たな感染者の感染経路が不明のケースが増えているようで、「君子はいずこに在るべきか」が見え難くなっています。

しかし、不安がるだけでは、暗い気持ちになってしまいます。

ダイアモンドプリンセス号には、当時3,711名の乗客・乗員が居ましたが、感染者は705名(約19%)で、その他の方(81%)は無事だということです。屋形船の参加者80数名のうち70数名(約90%)は無事でした。この際、「自らの免疫力と健康体」を信じて、「自分は無事の側」だと思って、勿論、万全の備えは疎かにせずですが、落ち着いた気持で過ごすことが大事だと思っています。

ほとんどの感染者の方々は、軽症で、退院されているというニュースには、なによりホッとしています(何故か、ほとんど報道されていませんが!?)。

それにしても、800円のマスクが「プラス送料6万円」で、ネット通販に出品されているそうですが、薬局の前の大行列を見るにつけ(私もその一人。連日並ぶも未だ手に入らず)、「ソウリ、ソーリ!『小・中・高校臨時休校並みの、早期の対策・ご決断をお願いします!」

著者プロフィール

小泉武衡

主席研究員

職歴
 元 寺田倉庫株式会社 取締役


1964年より「物流業」に携わり、変化する“各時代の物流”を体得するとともに、新たな取り組みとして「トランクルーム」や「トータル・リファー・システム(品質優先ワイン取扱い)」事業に力を入れてきました。さらに、営業・企画・渉外・広報棟ほか、倉庫スペースを利用した「イベント事業責任者」などを歴任し、旧施設の新たな活用、地域開発、水辺周辺の活性化に尽力してまいりました。空き倉庫の有効活用については、弊社にご一報ください。

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