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東京港 大井1、2号への動線変更 来月から車両待機場経由に

日刊CARGO 2019年1月8日掲載

 

東京港・大井ふ頭へのアクセス道路となる大井北部陸橋の補修工事に伴い、2月4日から大井1、2号ターミナルへ向かう車両動線が変更となる。昨年4月から大井3、4号へ向かう車両動線が大井車両待機場経由に変更されていたが、1月末で同ターミナルへ向かう車両の待機場の利用を終了する。一方で工事個所の変更に伴い、大井1、2号に向かう車両動線を待機場経由とする。

大井北部陸橋は老朽化に伴い、今年度から約2年間にわたり補修工事を実施中だ。これにより部分的な通行止めが順次発生しており、昨年はコンテナターミナルから品川方面に向かうランプ2と、実入りコンテナの引き取り車両が大井3、4号に向かう動線であるランプ1が通行止めとなった。2019年度はランプ3、大井1、2号への動線となるランプ4が通行止めとなる予定だが、現時点で具体的な工事時期は明らかにされていない。しかし、東京都港湾局は「万が一、運用に問題が発生した場合でも対応に十分な時間がとれるよう、2月から動線を切り替えることとした」としている。

大井3、4号への車両動線は2月1日から、実入り搬入と空コンテナの搬出入は直接専用レーンに入りターミナルに向かう。実入り搬出は品川ふ頭方面から北部陸橋下を通過して大井JCT方面に向かい、品川清掃工場前でUターンした後、ランプ1を上ってターミナルに向かう。

大井1、2号への動線は2月4日から変更となる。空搬入と実入り搬出・空搬出の場合は待機場経由となり、誘導員の指示に従って退場した後、専用レーンを通過してターミナルに向かう。実入り搬入は現行のまま待機場を経由しない。車両待機場はこれまで通りETCシステムを稼働せず、誘導員を配置して対応する。大井1、2号のターミナルオペレーターであるダイトーコーポレーションも待機場の運営に参画する。


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