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大和ハウス工業 若松梱包グループ4社を買収 食品物流へ領域拡大

日刊CARGO 2019年3月11日掲載

 

大和ハウス工業は、北陸三県を中心に食品物流を手掛ける若松梱包運輸倉庫(本社=石川県金沢市)を含む同グループ4社を買収した。8日、株式を取得した。同グループは小松空港、成田空港、関西空港にも拠点を構え、通関業務などを手掛けている。大和ハウスは同グループの低温物流のノウハウを活用し、食品物流領域へ物流事業を拡大する。一方、同グループは大和ハウスの先進技術などを活用するほか、中京エリアなどへの展開を加速させる。

同日、発表した。取得金額は明らかにしていない。同グループ全体の売上高は約92億円。大和ハウスの株式取得比率は、若松梱包運輸倉庫90%、北陸三県でのジャストインタイム物流や専属貸切配送などを手掛けるジャストロジスティクス100%、コンビニエンスストアへの店舗配送を行う日本物流マネジメント100%、長距離輸送や4温度帯(冷凍、冷蔵、常温、低温)の輸配送などを手掛ける若松運輸97%。株式取得に伴う商号変更はない。引き続き、各社の代表取締役が経営に当たる。

同グループは冷凍、冷蔵、低温、常温の4温度帯の共同配送システムを持ち、北陸で高いシェアを誇る物流会社だ。コア事業の共同配送の分野では、北陸三県に加えて東海三県にも領域を拡大している。食品や医薬品を中心に生活必需品の少量、多品種、多頻度配送網を確立している。

大和ハウスは、大和物流で建材、大和ロジテックでアパレルeコマース(EC)に特化した物流サービスを提供している。今回の株式取得で同グループの低温物流のノウハウを活用した食品に関する物流サービスにも物流事業領域を拡大させ、衣、食、住にかかわる物流サービスを網羅する。

同グループは大和ハウスグループの持つ物流施設の開発能力や先進の物流に関するテクノロジーを活用して中京エリアをはじめとする主要都市への事業エリア拡大を加速させる。また、「大和ハウス工業は最先端技術を持つ物流施設を有しており、現場の人手不足の解決につなげる」(若松梱包グループ)とする。


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