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GWに備え輸入貨物抑制 各コンテナ船社、期間中スト実施を警戒

Daily Cargo  2019年4月19日掲載

 

ゴールデンウイーク(GW)に備え、各コンテナ船社がGW期間中の東京港などへの輸入貨物抑制に動いている。GW期間中コンテナヤード(CY)に入る輸入コンテナを極力減らすことで、CY機能のマヒを防ぐ。一方で港湾春闘への懸念も高まっている。GW期間中に港湾ストライキが実施されると、事前に取り決めた本船荷役やゲートオープンが中止となる。本船スケジュールの再調整が必要となるほか、GW前後の港湾混雑がさらに悪化する可能性があることから、各船社はGW期間中のスト実施を警戒している。

各船社は「蔵置スペース、リーファープラグなどの逼迫が予想される」としてGW前後および期間中の輸入コンテナ早期引き取りを顧客に要請しているが、これに加え、GW期間中、混雑の激しい港へ輸入貨物をできる限り入れない体制も構築している。ある船社は「1カ月以上前から準備に動いている。物量の多い北米発日本向けでは、期間中到着する輸入貨物について原則受けないなどの制限をしている」と話すほか、別の船社は「比較的混雑していない周辺港に分散化させるほか、一時、釜山港に留め置き、GW後に日本に輸送するなどの対応を行う予定」としている。

ただ、これらの準備に加え、各船社は14、15日の2日間行われた港湾ストへの事後対応にも追われている。ある船社は「期間中本船の沖待ちを強いられたことでスケジュールが3~4日遅れている。スケジュール正常化のため海外の港を複数抜港せざるを得ない」と話す。

また、他の船社は航路の改編による本船入れ替え時期と港湾ストが重なったことで、普段以上に煩雑なオペレーションをこなしている。今後、GW期間中のストが実施されれば、既に固まりつつある本船スケジュールの再調整が必要となるが、「そこまで手が回らない」と零す。


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