経営者インタビュー「物流最前線をみる」

内部体制を全面見直し、町の運送屋から企業に

経営者インタビュー ~物流最前線をみる(11)~
ILRS-NEWS Vol.463

 

磯村運輸有限会社 奥井亮祐 社長

御社にとって重要な経営課題は何か。

(奥井社長)当社は旧坂口運輸を4年前に買収合併し、昨年から私が全体をみるようになって内部体制の見直しを進めている。現在、労働時間の管理に着手したが、見直しを就業規則、賃金、内部体制など全体に拡げ、発展に向かう体制を作っていくことが課題だ。労働時間については、年内にはデジタルタコメーターとドライブレコーダーが一体となった機器を全車に導入し、リアルタイムに労働時間を管理して労働基準局の指導に沿った就業体制を作っていきたい。

― 働き方改革についての対応は。

(奥井社長)拘束時間と有給休暇を2本柱にして改善に取り組んでいる。拘束時間は固定化した仕事に長時間が多く、顧客の協力なしでは成就できない。顧客とは順次話し合いを進めている。有給休暇の取得は、従来の習慣から従業員はできないものだと思っていた。これからは休める体制作りを整備し、従業員から言えるような環境にする。休暇取得が進めば、結果的に拘束時間も短縮する。これからは有給取得ができないと人材確保が難しくなり、企業としての発展が阻害されることになる。

― 安全対策の取り組みは。

(奥井社長)安全管理については、これまで口頭で周知していたが、これからはスマホを使って安全通知するなど新しいものを取り入れて活動していきたい。昨年は休止した年1度の全体会議も再開し、安全講習や他部門との懇親・意見交換も兼ねてやっていく。営業所に1人ずつだった運行管理士、整備管理士も昨年から増員をめざして試験準備を進めている。前述した内部体制の見直しに連動させ、責任者クラスを2~3か月に一度、コンプライアンスも兼ねた研修をやっていきたい。

(聞き手:葉山明彦)


磯村運輸有限会社
東京都葛飾区水元5丁目12−3 

代表取締役社長  奥井 亮祐

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配信頻度:隔週
物流会社がいま何を問われ、何を最重視して取り組んでいるのか。また、安全対策は…、社員教育は…。いま直面する問題にどのように対応しているのかを経営者に直接インタビュ-し、生の声をお届けします。

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