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青海ふ頭でヒアリがコロニー形成 国内定着防止へ関係閣僚会議、水際対策強化

Daily Cargo  2019年10月23日掲載

 


東京港・青海ふ頭で、特定外来生物「ヒアリ」が一定規模のコロニーを形成し、50個体以上の有翅女王アリが確認されたことが明らかとなった。環境省が21日発表した。確認個体は既に殺虫処理を実施済みだが、繁殖可能な有翅女王アリが周囲に飛翔した可能性があることから、環境省は「一層の対応が必要な状況と認識している」とコメント。21日にはヒアリ対策関係閣僚会議が開催され、政府一丸となって国内での定着阻止に向けた取り組みと水際対策の強化を図る方針を確認した。

青海ふ頭では今年9月10日にヒアリを確認。その後も環境省が実施するヒアリ確認地点周辺調査で10月7日に発見された。7日以降では、働きアリ約750個体、女王アリ約56個体、雄アリ2個体、幼虫約10個体が確認されている。

菅義偉官房長官は21日午前の会見で、「これまでの事例とは次元の異なる事態。国内での定着をなんとしても阻止するため、関係閣僚会議を開催し、緊急の対策を取りまとめた」と説明。「青海ふ頭内全域への殺虫餌の設置による面的な防除と、公有地に限らず民有地を含めた調査対象エリアの拡大、港湾管理者や事業者の参加による水際での監視強化を早急に行うことを要請した。政府一丸となって取り組んでいく」と強調した。東京港以外に関しても、全国的な防除や調査の取り組み状況について再度確認し、徹底を図る考えだ。

港湾管理者である東京都港湾局としても25日に第2回東京港におけるヒアリ等対策連絡会を開催し、情報共有と緊急対応を議論する。また、品川、大井、中央防波堤の各ふ頭についても調査を実施するとともに、港湾施設利用者と地元区への周知、発見場所から半径2キロ圏内の学校や公園、民間施設へのチラシによる注意喚起などを図る方針だ。

ヒアリは2017年6月の国内初確認以降、今月21日時点で、14都道府県で計45事例が確認されている。


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