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アサヒロジスティクス 輸出入貨物の取扱開始

Daily Cargo  2021年7月29日掲載

 

食品物流のアサヒロジスティクス(埼玉県さいたま市、横塚元樹社長)は7月28日、新たに通関手続き業務を開始し、輸出入貨物の取り扱いを始めると発表した。通関の実務面はパートナー会社の明正(東京都中央区、石黒健太郎社長)が担う。アサヒロジスティクスは同業務の開始により、輸出入貨物の入出庫・保管・荷捌き・流通加工・国内配送を一括して受託することが可能となる。

同社は10月1日付でY-CC横浜港流通センター(神奈川県横浜市)内に大黒ふ頭流通センターを開設する。新業務は同センターの開設に併せて開始する。同センターでは上記の物流サービスのほか、海外現地・日本国内顧客の通関業務や貿易に関する手続き、国内向け貨物の一般倉庫としての保管業務を手掛ける。センターの規模は4323平方メートル(事務所スペース含む)。

今回の取り組みは、2021年度の中長期経営計画で掲げた「川上事業の対応力の構築」の実現に向けてのもの。現行事業の全国への食品輸送業務全般に輸出入を含めることで、総合的な物流提案ができる体制の構築を目指す。コスト削減のため商社などを経由せずに直接輸出入を行う荷主の増加を想定しており、自社で輸入手続きや長期保管の対応ができる体制を整え、「全国・川上・川下事業を駆使した総合的な物流提案のニーズに対応できる体制の構築」を進めていくとしている。


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