UPS　米35億ドル費用削減へ2万人削減

Daily Cargo  2025年5月1日掲載

UPSは4月29日、米国内ネットワーク再構築のため2025年中に35億ドルの費用を削減すると発表した。

最大顧客のアマゾンの米国内貨物量を26年半ばまでに50%以上減らすことも踏まえ、「未来のネットワーク」イニシアチブとして自動化などを図り、エンド・ツー・エンドの物流プロセスを再設計する。2万人を削減するほか、拠点面ではまず25年6月末までに73の賃貸および所有施設を閉鎖する予定だ。また、昨年開始した、管理職を中心に1万2000人分のポジションを削減して10億ドルの費用を削減する取り組みについて今回、対象を約1万4000人分に増やして25年中に完了すると修正した。同社はこれら費用削減や24年7～9月期中に米コヨーテ・ロジスティクスの売却を完了したことで、同期決算で約2年ぶりに増収増益に転じていた。

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