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細胞・遺伝子拠点を東京に新設 UPSヘルスケア、米マーケンへ投資

Daily Cargo  2021年2月17日掲載

 

UPSヘルスケアはこのほど、UPS傘下で臨床試験分野物流の世界大手、米マーケン(本社=ノースカロライナ州)が手掛ける細胞・遺伝子の保管・輸送中核拠点(センター・オブ・エクセレンス)を東京など8地点に新設したと発表した。ネットワーク拡張を通じ、マーケンの極低温輸送サービス、患者データ保護、温度管理およびリアルタイムでのGPS追跡などを支援する。

中核拠点は東京のほか、米国のニューヨークとマイアミ、蘭アムステルダム、フランス・パリ、オーストラリアのメルボルンとシドニーおよび韓国ソウルに新設した。従来、米国のロサンゼルス、サンフランシスコおよびフィラデルフィア、英国ロンドン、独フランクフルトおよびシンガポールにあった。中核拠点数は合計14拠点に増えた。UPSヘルスケアのプレジデント、ウェス・ウィーラー氏は「増え続ける細胞・遺伝子関連の顧客のため、サービスポートフォリオを拡大し続けている」とし、臨床試験物流分野でのリーダーシップを維持していく方針を示した。

UPSは2016年にマーケンを買収した。マーケンは米本社のグローバルコントロールセンターで、細胞・遺伝子関連の臨床試験について、出荷や温度をリアルタイムで監視している。UPSのグローバルネットワークも活用。フライト状況やサプライチェーン中断の可能性なども監視する。

UPSは19年10月、ヘルスケア・ライフサイエンス分野に特化した「UPSヘルスケア」を立ち上げた。同社には、UPSが14年に買収した英Polar Speedおよびマーケンのスタッフ5000人以上が参画。マーケンのウィーラー最高経営責任者(CEO)が、トップに就いた。


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