【イラン・中東緊迫】NVOCC LCL貨物に緊急燃料サーチャージ導入
Daily Cargo 2026年3月23日掲載
中東情勢の悪化に伴う燃料調達コストの高騰を受けて、複数のNVOCC事業者が日本発のLCL(海上混載)貨物に対して、EFS(Emergency Fuel Surcharge)の導入を発表している。料率や対象とする仕向け地にばらつきはあるが、各社の発表をまとめると、いずれもレベニュートン(R/T)当たりで東アジア・東南アジア向けが5~10ドル、豪州・ニュージーランド向けが10ドル、西アジア・欧州・地中海・北米向けが10~15ドル、中東・中南米・アフリカ向けが15ドル、北米内陸向けが15~20ドル程度となるもよう。トランシップ貨物に関しては、経由地別で料率を設定する事業者もみられた。
EFSの適用開始日は一部3月中旬から即日とした事業者もいたが、基本的には4月1日日本出港本船からとする事業者が多いようだ。北米向けは少し遅れて、同月中旬ごろの適用としている。今回の情勢悪化により、紅海から喜望峰経由への再迂回が進んでいることを踏まえて、あるNVO関係者は「(3月中旬時点では)欧州向けなどの海上運賃の跳ね上がりはまだこれからだが、燃油の高騰によりサーチャージをつけて緊急的にBAF(燃油価格変動調整金)を上げていくことは避けられない事態」と話していた。各社とも引き続きコンテナ船社の動向を注視している。
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