カタール航空 7月から羽田再開、夏季で旅客便就航160都市超に
Daily Cargo 2026年5月19日掲載
カタール航空(QTR)は国際線ネットワークの復便を進めている。直近の発表では、7月15日から羽田線(羽田発便は16日から)およびヘルシンキ線を再開するとした。両路線とも当初は週4往復で運航し、8月1日から週7往復に増便する。これにより同社の今夏季スケジュールでの旅客便ネットワークは、6大陸160都市以上に拡大する。
羽田線は、現在も運航を継続している成田線を補完する形で再開する。ドーハ発7月15日以降、月・水・土・日曜の週4往復で運航し、羽田発便は翌日未明の出発となる。8月1日からデイリー化する。スケジュール(いずれも現地時間)は、往航(QR812便)がドーハ発7時50分、羽田着翌日0時05分。復航(QR813便)は羽田発1時35分、ドーハ着6時45分。
羽田線の旅客便再開で、貨物輸送力も拡大する。同路線では当初、週60トンの旅客便ベリースペースを提供し、8月1日から週105トンに拡大するとしている。
また、アラブ首長国連邦(UAE)の首都アブダビへの旅客便も再開した。ドーハ―アブダビ線は1日2往復で運航する。アブダビ線の再開により、同社のUAE内の就航地はドバイ、シャルジャと合わせて3都市となった。
中東域内でもネットワーク復元を進めており、イラクのバグダッド、バスラ、アルビル線の再開を発表済み。さらにバーレーン、ダマスカス、インドのコジコードにもデイリー運航を再開している。
◆貨物輸送力12%増、アジアでも増強
貨物便ネットワークでも貨物輸送力を拡大する。旅客便や貨物便の新規就航、路線再開、増便など一連のネットワーク強化により、全体の貨物輸送力は12%増加するとしている。貨物便ではB777F型機で、5月からウィーンへの乗り入れを再開したほか、ワルシャワ向けを週1便から週2便に増便する。
アジアでは、羽田線の再開に加え、複数路線で旅客便ベリースペースによる貨物輸送力を拡大する。香港線は旅客便を週10便から週14便に増便し、既存の貨物便週42便と合わせて片道週4474トン超の貨物輸送力を提供する。上海線は6月1日から旅客便を週7便から週10便に増便し、貨物便週8便と合わせて片道週985トン超とする。クアラルンプール線は6月16日から旅客便を週14便から週21便に増やし、既存の貨物便週3便と合わせて片道週683トン超を提供する。
このほか、ダッカ線は旅客便を週14便から週17便に増便し、片道週315トン超の貨物輸送力を提供する。カトマンズ線も週14便から週21便に増便し、片道週270トン超に拡大する。米州では7月22日からベネズエラのカラカス、コロンビアのボゴタに週2便で新規就航し、片道20トンのベリー貨物輸送力を提供する。QTRは、中東発でカラカス、ボゴタ向けのベリー貨物輸送を行う初の航空会社になるとしている。
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