欧州連合 EC貨物に品目区分ごと2ユーロ手数料 11月から
Daily Cargo 2026年10月27日掲載
欧州連合(EU)は11月1日から、域外からEUの消費者向けに直接販売・配送される越境電子商取引(EC)貨物を対象に、品目区分ごとに2ユーロの取扱手数料を導入する。急増するEC貨物への税関検査などにかかる費用を賄う狙い。EUは7月1日から150ユーロ以下の少額EC貨物に品目区分ごとに3ユーロの定額関税を適用しており、今回の手数料はこれに上乗せして徴収する。150ユーロ超のEC貨物も手数料の対象となる。
EUでは越境EC貨物の流入が急増している。欧州委員会によると、2024年に域内へ輸入された150ユーロ未満のEC貨物は46億個に上り、うち91%が中国発だった。貨物の急増で税関の検査・管理負担が拡大する一方、EUの安全基準に適合しない商品の流入や、EU域内の事業者が域外の販売事業者との競争で不利になることなどが問題となっていた。
EU理事会と欧州議会は今年3月、関税制度改革の一環として取扱手数料の導入で合意。EU理事会は9月に改革案を最終承認し、欧州委員会が手数料を2ユーロに設定した。手数料は通関申告データの確認やリスク分析、貨物検査などにかかる費用に充てる。
国際物流のニュースを毎日お届け!
⇒ http://www.daily-cargo.com/
