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郵船ロジ、アストラゼネカのワクチン国際輸送 日本発で6カ国・地域に

Daily Cargo  2021年8月12日掲載

 

郵船ロジスティクスは11日、アストラゼネカの新型コロナウイルスワクチンの国際輸送を行ったと発表した。日本政府を通じて、台湾、ベトナム、インドネシア、タイ、フィリピン、マレーシアの6カ国・地域に提供されたワクチンで、日本から各国・地域に運んだ。

同社は、医薬品輸送では、輸送ルートやプランなど品質を担保したバックアッププランを複数用意し、リスクアセスメントを行ったうえで最適なプランを策定している。今回のワクチン輸送は2~8度の温度管理が求められ、日本航空、全日本空輸、成田国際空港、国際空港上屋、航空集配サービス、大隅物流、あかうみ社と協力して実現した。

郵船ロジは、「20年以上にわたって、ヘルスケア物流のソリューションの開発や高度な専門知識を有する人材の育成に取り組んでおり、グローバル基準を満たす安全かつ高品質なサービスで、幅広いニーズに応えている」(同社)。同社は日本、米州、欧州、東アジア、南アジア・オセアニアの各地域に医薬品専門チームを設置して、医療・医薬品物流をグローバルで強化。2016年に蘭アムステルダム・スキポール空港で日系物流企業として初となるCEIVファーマ認証、インドネシアのジャカルタ・スカルノハッタ空港で同国国内物流企業で初めてのGDP(医薬品の適正流通基準)認証を取得。日本では、18年に関西国際空港で日系フォワーダーとして初めてCEIVファーマ認証を取得し、今年成田空港でも同認証を取得した。現在、世界24カ国・地域の計39拠点でGDP認証・準拠の体制を構築しており、さらなるGDPネットワークの拡大を目指している。


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