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4万TEU分のバイオ燃料調達 キューネ・アンド・ナーゲル

Daily Cargo  2022年8月12日掲載


キューネ・アンド・ナーゲルは8日、海上コンテナ4万TEUの輸送分に相当する量の次世代バイオ燃料を調達したと発表した。同社は環境保護プロジェクトへの参加・出資を通じて排出権(クレジット)を取得し、海上輸送のCO2排出量を間接的に相殺・削減するサービスを提供している。自社でバイオ燃料を確保しすることで、より「直接的」に排出量を抑制・削減したいという顧客ニーズに応える。

今回調達した燃料は欧州基準に準拠したもので、ライフサイクル全体でカーボンニュートラル(炭素中立)を実現する。キューネは顧客が全レーン、あらゆる条件で同燃料を利用できるようにするとしている。同社のオットー・シャヒト・エグゼクティブバイスプレジデント(EVP)グローバル海上貨物担当は、「CO2排出量を直接的にゼロにするいくつかのオプションの最初の1つとしてバイオ燃料を確保した。顧客には当社とともにカーボン・ゼロへの道を歩んでほしい」とコメントしている。

同社は全ての海上LCL輸送を炭素中立で実施しているほか、FCL輸送スでもオプションとして排出量削減サービスを提供。航空貨物輸送においても、航空会社と連携して持続可能な航空燃料(SAF)の利用拡大・調達やオプションメニューの拡充を進めている。


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