愛と繁栄を実現する経営改革

コロナ禍をチャンスに変える「宝の経営情報」を収集するには

2020年10月21日

「愛と繁栄を実現する経営改革」

 

塗装工事業のW社の社長は、営業はすべて部下まかせで、自分はまったく客先へ行きませんでした。営業担当に言われるままに、法人向け工事に注力していました。業績の方は悪化するばかりで、ついに資金が底をついた頃、私に営業コンサルティングを求めてきました。

私は、営業のスキルやテクニックは二の次にして、まず「社長自身によるトップセールス」を勧めました。社長自身が営業に出るべきですと。社長が営業回りを始めてみると、すぐに次のことが分かりました。

W社の強みは個人向けにあること。にもかかわらず営業担当は法人客ばかり狙っていること。

○もともとW社は個人向けばかりを手掛けていた。しかし、今の営業担当たちは、あるとき偶然受注した大口法人案件に味をしめて法人客ばかりを狙うようになった。

○また、以前からの既存個人客は自分たちが入社する前からの顧客なので、状況がよく分からない。顧客の方は分かってくれているものとして質問してくるが答えられない。これも個人客敬遠の原因になった。

こうした状況に対して、既存の個人客たちは、W社が「アフターフォロー」に来ないことに不満を持っていること。そこで、直ちに「既存個人客向けアフターフォロー」を開始したところ、業績はすぐに回復しました。

筆記具メーカーのT社は、社長がU小売店の社長のところへ行ったため”宝の情報”を得ることができました。

○「ウチのインクは”ヌルヌル”している。ライバル社のインクは”サラサラ”だ」との情報。
○「消費者はサラサラ”はダメで、”ヌルヌル”したインクを要求している」との情報。

U社長さんは、後述の「経営レベルの情報」のうち1.お客様の要求、2.自社商品の強み、および3.ライバルの弱みの全てを「ヌルヌル」の一言で言い表してくださったのです。

T社の営業担当者は、これまでもU小売店を頻繁に訪問していました。しかし、T社の営業はいわゆる”御用聞き営業”で、セールストークに活かせる情報を積極的に得ようとの姿勢がなかったため、この”宝の情報”を会社に報告していなかったのです。これでは、せっかくの重要情報も”宝の持ち腐れ”になっていました。

食品メーカーのK社は、従来の販売チャネルは低迷気味なので、通販に力を入れようとお中元お歳暮の時期に個人得意先向けDMを開始しました。商品には絶対的な自信があるので期待したDMでしたが、思ったほど注文は増えません。困った社長は、原因を調べようと自らお客様訪問をしました。そこで分かったことは、「DMを見て買おうとしたが、『送料の記載がない』ので思いとどまった」とのお客様が多かったことです。

社長は「送料はホームページに記載したから、チラシには必要ないと思った」のですが、お客様はわざわざホームページまで見にきてくれないことが分かったのです。また、配達担当社員も配達の度にこの点を指摘されていましたが、自分に営業は関係ないとして会社に報告していなかったのです。

社長がお客様訪問をしない会社に共通する弊害は、

○社長が行けば得られるはずの「経営レベルの情報」が得られないこと。営業担当者に収集できるのは、せいぜい「業務レベルの情報」止まり。

○仮に、営業担当者が「経営レベルの情報」を収集してきたとしても、自分だけでは対応できないため会社に報告すらしないことが多いこと。

そのため、以下の「経営レベルの情報」が分からないままです。

1.お客様の要求
2.自社の強み(お客様から見た)
3.ライバルの弱み

これでは、正しい経営戦略を立てられなくなります。

上述した「ヌルヌル」や「送料の記載」は、発明や発見といったイノベーションに比べれば「些細なこと」です。しかし、これら些細なことですら極めて重要な「お客様の要求」です。ましてや「既存個人客向けアフターフォロー」は、会社の明暗を分けるほど重要な「お客様の要求」です。社員にまかせっぱなしにすることなく、社長が「トップセールス」をすれば、”宝の情報”が入ってきます。そこから会社は成長・発展していくのです。


◆明日セミナーを開催します! ※ウェブセミナーではございません

「コロナショック」の中、たいへん厳しい経営環境が続いています。さらには、感染症が収まった後も「新しい生活様式」へと経営を取り巻く環境は大きく変わります。このように、今後はますます「経営力」が問われる時代になります。

 そこでこのたび、「コロナ禍をチャンスに変える当社のオリジナルソリューション セミナー」を開催いたします。“夢”を実現させたい経営者の方のご参加をお待ちしております。

< 講演内容>
①「アフターコロナに求められる「経営力」を身に付けるには?」
② 当社コンサルティング方法のご紹介
③ Q&A

日時:10月22日(木)15時30分~17時00分
場所: わくわく経営株式会社 セミナールーム
受講料: 無料
お申込: こちらからどうぞ。


◆コンサルティング内容
社長様向け経営計画コンサルタント
社長様が「ワクワクして取り組めるビジョン」に取り組み、笑顔にあふれ一体感ある会社へと変貌するお手伝い

わくわく経営株式会社 代表取締役 山田隆明
URL  : https://www.wk2.consulting/
E-mail: yamada.takaaki@wk2.consulting

著書出版
「リスクを乗り切らせた経営計画コンサルティング12のポイント」
Amazon Kindle出版
https://www.amazon.co.jp/dp/B088ZKVHVR/
コロナに負けない経営についてコンパクトにまとめました。ぜひご一読ください。

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著者プロフィール

山田隆明

主任研究員

公的資格など
・経営計画コンサルタント
・公認会計士
・ITコーディネータ
・G検定 2019#2 (一般社団法人日本ディープラーニング協会(JDLA))
AI,IoTジュニアコンサルタント
    (一般社団法人AI,IoT普及推進協会(AIPA))

職歴
株式会社インテック


IT企業で10年間”飛び込み営業”を経験し、3年目からトップセールスを続けました。その間、多くの修羅場で泥にまみれた経験から実務型”問題解決スキル”を修得しました。また、自分で「担ぐ商品」も「売り方スタイル」も決めざるを得なかった経験から、豊富な”営業スキルとマーケティングスキル”も修得しました。これまでIT業界勤務、監査法人勤務、会計事務所経営で何十社もの会社の経営に深く入り込んで経営支援してきたことに加えて、現在数社の社外取締役として経営に参加しています。

得意分野

  • 「経営戦略」立案支援
  • 「経営計画」立案支援
  • 「経営管理PDCA」実践支援
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